KT4
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 09:25 UTC 版)
「タトラKT4」も参照 老朽化した各都市の2軸車の置き換えのために開発されたタイプ。それまで製造されていた連接車と異なり、ボギー台車が設置された車体がサブフレームと屋根上の機器によって繋がる連節車体となっており、K2と比べて安価に導入でき急カーブや急勾配に適した構造になっている。東ドイツ向けの車両はKT4D、ソ連向けはKT4SU、ユーゴスラビア向けはKT4YUの形式名が付けられている。また、1983年以降に製造された東ドイツ向けの車両は主電動機がサイリスタ制御に変更され、形式名も「KT4Dt」に改められている。更に1991年には北朝鮮向けのKT4Kが50編成製造されたが、技術的な問題から2つの車体が溶接されボギー車に改造された。 2000年代以降は各都市で超低床電車への置き換えが進み、廃車もしくは別の都市への譲渡が進む一方、低床車体の組み込みやサイリスタ制御装置への換装をはじめとした近代化も行われている。 KTNF6、KT6T - 低床車体(軸配置1'1')を中間に挿入 KTNF8 - 低床車体(軸配置2'2')を中間に挿入 KT4MDE - サイリスタ制御に改造、ヘッドライト・パンタグラフの交換など KT4DtM(KT4DM) - GTOサイリスタ制御に改造、内装・運転台の更新など 形式名編成製造年全長全幅全高自重最高速度出力歯車比着席定員立席定員軌間備考KT4 2車体連接車 1974-97年 19,015mm 2,200mm 3,100mm 20.3t 65km/h 40.0kW×8 ? 26-38人 83-105人 1,000mm1,435mm1,524mm KTNF6KT6T 3車体連接車 1996-98年(KTN6F)2001-07年(KT6T) 27,714mm 2,200mm 3,400mm 29.8t 65km/h 54.0kW×8 ? 54-58人 93-95人 1,000mm1,067mm KTNF8 3車体連接車 1999-2003年 26,554mm 2,200mm 3,400mm 29.8t 65km/h 54.0kW×8 ? 54-58人 93-95人 1,000mm1,067mm KT4D(ドイツ:ポツダム)(試作車) KT4D(ドイツ:ベルリン) KT4YU(セルビア:ベオグラード) KT4YU(クロアチア:ザグレブ) KT6T(エストニア:タリン) KT4DtM(ドイツ:ベルリン) KT4DM(ロシア:イジェフスク)
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