KINOTAYO現代日本映画祭とは? わかりやすく解説

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KINOTAYO現代日本映画祭

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/02 11:34 UTC 版)

KINOTAYO現代日本映画祭(キノタヨげんだいにほんえいがさい、仏: Festival du cinema japonais contemporain)は、フランスで毎年冬に開催されている日本映画祭。通例パリ及び近郊では12月前後〜、続いて各地方都市にて順次行われる。パリ及び近郊ではメイン会場のパリ日本文化会館を始めとする複数の会場にて、地方ではパートナー会場の各映画館で開催される[1]

概要

フランス最大の日本映画祭であるKINOTAYO映画祭は、フランスでの現代日本映画普及を目的として、過去に日系企業(NECグループ)の幹部を務め、当時バルドワーズ県にある大学の総長となっていたミッシェル・モトロが発案する形で2006年に発足した[1]

名称の「KINOTAYO」は、「金の太陽(Kin no taiyo)」を略語化したものである。映画祭は非営利団体KINOTAYO協会により運営され、在仏日本国大使館パリ日本文化会館国際交流基金)を始めとする日仏の各機関の協力・支援を受けている[1]。フランス語名称のFestival du film japonais contemporainは2015年度よりFestival du cinema japonais contemporainに改称された。

コンペティション部門では毎年10作品前後の新作長編映画がノミネートされ、観客投票によりグランプリ「ソレイユ・ドール(金の太陽賞)」が授与される。また批評家賞、最優秀撮影賞が批評家及び撮影監督により構成される各審査委員会により選出される。その他コンペティション外部門、特集企画等の作品も上映される。映画祭ゲストとしては、過去に黒沢清市川準園子温深田晃司桃井かおりなどが来場している[1]

過去受賞作品

第17回(2023年度開催)[2]
  • ソレイユ・ドール 観客賞:『バカ塗りの娘』鶴岡慧子監督
  • グランプリ: 『茶飲友達』外山文治監督
  • 審査員賞:『銀河鉄道の父』 成島出監督
第16回(2022年度開催)
第15回(2021年度開催)
キノタヨ祭り(2020年度特別開催 コンペティションなし)
第14回(2019年度開催)
第13回(2018年度開催)
第12回(2017年度開催)
第11回(2016年度開催)
第10回(2015年度開催)
第9回(2014年度開催)
第8回(2013年度開催)
第7回(2012年度開催)
第6回(2011年度開催)
第5回(2010年度開催)
第4回(2009年度開催)
第3回(2008年度開催)
第2回(2007年度開催)
第1回(2006年度開催)

脚注・出典

  1. ^ a b c d 秋山訓子 (2023年11月28日). “フランス唯一の現代日本映画祭「KINOTAYO(キノタヨ)映画祭」上映後に世界で注目も”. 朝日新聞GLOBE+. 2023年12月2日閲覧。
  2. ^ Kinotayo - 現代日本映画祭”. kinotayo.fr. 2024年3月24日閲覧。

関連項目

外部リンク




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