ジェマー・イスラミア
英語:Jemaah Islamiyah、Jamaah Islamiyah、Jemaah Islamiya、JI
インドネシアに拠点を置き東南アジアで活動しているイスラムの過激派組織。東南アジアにイスラム教国家を樹立することを活動目的としている。
ジェマー・イスラミアは1990年代に結成され、2000年代に多くのテロ活動を行った。キリスト教会や商業施設、大使館・公邸などを狙った爆弾テロにより、数百名の死者を出した。
ジェマー・イスラミアの指導者や幹部の多くは2000年代の一連の活動の中で拘束・逮捕されたり死亡したりしている。2010年代に入り活動は縮小傾向にあるといえる。
関連サイト:
ジェマー・イスラミア (JI) - 公安調査庁 国際テロリズム要覧(Web版)
ジェー‐アイ【JI】
読み方:じぇーあい
J-I
名称:J-I
打ち上げ国名・機関:日本/宇宙開発事業団(現 宇宙航空研究開発機構(JAXA))
開発機関・会社:宇宙開発事業団・宇宙科学研究所(現 宇宙航空研究開発機構(JAXA))
運用機関・会社:宇宙科学研究所(現 宇宙航空研究開発機構(JAXA))
打ち上げ場所:種子島宇宙センター(TNSC)
運用開始年:1996年
J-Iロケットは、小型衛星打ち上げの需要に応えるために計画された3段式固体ロケットです。
短期間、低コストでの開発をおこなうため、宇宙開発事業団(現 宇宙航空研究開発機構(JAXA))が開発したH-IIロケットの固体ロケットブースター(SRB)と、宇宙科学研究所(現 宇宙航空研究開発機構(JAXA))が開発したM-3SII型ロケットの上段部を組み合わせて使用しました。全段固体ロケットのため、液体ロケットに比べて射場での整備作業期間を大幅に短縮することができました。
誘導方式はM-3SII型で開発されたシステムで、レーダ計測によるロケットの位置と速度データから地上の誘導計算機が修正量を計算し、誘導コマンドを送信する電波誘導方式です。
低軌道に約1tの打ち上げ能力を持っています。
J-Iロケット2号機は、2001年度冬期の打ち上げに向け開発を進めていましたが、宇宙開発委員会の宇宙開発計画見直しに伴い開発凍結となりました。打ち上げ時期が決定しだい、開発を再開します。
3段式。
全長33.110m〔第1段20.992m、第2段6.3m、第3段2.7m、衛星フェアリング6.86m〕。
外径1.81m。
全備重量87.2t(人工衛星の重さは含みません)。
推力は第1段70.9t、第2段12.7t、第3段3.59t。
2.打ち上げや飛行の順序はどうなっているの?
第1段ロケットを点火して、リフトオフします。第1段ロケットは燃焼終了ののち、分離します。次に第2段ロケットが点火し、燃焼終了後にフェアリングを分離して、第2・第3段スピンアップ後、第2段ロケットが分離します。その後第3段ロケットが点火して、燃焼終了ののち、衛星を分離して低高度衛星軌道に投入します。
J-Iロケット
J-Iロケット | |
---|---|
![]() | |
基本データ | |
運用国 |
![]() |
開発者 |
NASDA、ISAS 石川島播磨重工業 日産自動車宇宙航空事業部 |
使用期間 | 1996年 |
射場 | 種子島宇宙センター大崎射点 |
打ち上げ数 | 1(成功1) |
打ち上げ費用 | 試験機:43億円[1] |
原型 | SRB, M-3SIIロケット |
公式ページ | JAXAのホームページ内での紹介 |
物理的特徴 | |
段数 | 3段 |
ブースター | なし |
総質量 | 88.5 t |
全長 | 33.1 m |
直径 | 1.8 m |
軌道投入能力 | |
低軌道 | 870kg(想定値) |
J-Iロケット(ジェイワンロケット、ジェイイチロケット)は、宇宙開発事業団(NASDA)と宇宙科学研究所(ISAS)が石川島播磨重工業と日産自動車宇宙航空事業部と共同開発した全段固体燃料のロケットである。
開発経緯
J-Iは今後需要が増すと考えられた軽量衛星打ち上げに参入するために計画された。第1段にH-IIロケットの固体ロケットブースター(SRB)、第2段にM-23、第3段にM-3Bといった宇宙科学研究所開発のM-3SIIロケット(M-3SII)を使用するなど、既存のロケットを組み合わせることで研究開発費を抑えるのが当初の意図であった(J-IのJはジョイントの意味からである)。また固体燃料であるため、発射前の点検整備が簡単に済むことも有利であると予想された。
しかし、J-I打ち上げの時点でM-3SIIは既に生産終了しており、高額を投じて製造ラインを再開せねばならなかった。そしてM-3SIIは研究開発用のロケットであるので、そこから流用した2段目のM-23は固体ロケットであるにもかかわらず、事前に入念な整備を要した。また第1段に流用したSRBは本来補助ブースタであるためロール制御機能がなく、新規に開発した外部バーニアエンジン(EVE)によるロール制御機能の付加が必要であった。あわせてランチャーによる斜め打ち上げ-電波誘導による無誘導マニューバー(重力ターン方式#無誘導重力ターン)のM-3SII、垂直打ち上げ-慣性誘導による通常の軌道投入方式のH-IIという、誘導方式および飛行マニューバーが全く異なるロケットを継ぎ接ぎしたため、各段の誘導制御装置には大幅な改造を施さねばならず、結果的に高額なロケットとなってしまった。(LEOに770kgを投入可能で36億円のM-3SIIに対し、J-IはLEO880kgで43億円である)[1]。
運用
1996年(平成8年)2月12日に試験1号機の打ち上げに成功した[2]。なお、この1号機の積荷は日本版スペースシャトルであるHOPE計画の高速再突入実験機「HYFLEX(HYpersonic FLight EXperiment)」で、大気圏再突入時のデータを無線で送信することに成功。機体は着水後に回収する計画だったが、小笠原諸島沖に水没し、回収は断念された。
2002年(平成14年)にH-IIAロケットのロケットブースターSRB-Aを第1段に使用した2号機を打ち上げる予定で準備を進めていたが、2001年(平成13年)の宇宙開発委員会による宇宙開発計画見直しによって中止され、J-Iロケット計画は凍結された[2]。現在2号機は種子島宇宙センターの倉庫に保管されている。なお、2号機に搭載される予定だった工学実験衛星OICETSは、2005年(平成17年)8月24日にウクライナのドニエプルロケットで打ち上げられ、「きらり」と名づけられた。
構成・諸元
1号機
全段 | |||||
---|---|---|---|---|---|
全長 | 33.1 m | ||||
外径 | 1.8 m | ||||
全備重量 | 88.5 t | ||||
誘導方式 | 電波誘導方式 | ||||
各段 | |||||
段数(Stage) | 第1段 | 第2段 | フェアリング | ||
名称 | SRB | M-23 | - | ||
全長 | 21.0 m | 6.7 m | 6.9 m | ||
外径 | 1.8 m | 1.4 m | 1.65 m | ||
重量 | 70.8 t | 17.2 t | 0.6 t | ||
推進薬重量 | 59.1 t | 10.3 t | N/A | ||
平均推力 | 159.0 tf | 53.5 tf | |||
燃焼時間 | 94 s | 73 s | |||
真空中比推力 | 273 s | 282 s | |||
姿勢 制御 方式 |
ピッチ ヨー |
推力飛行中 | MNTVC | LITVC | |
慣性飛行中 | EVE | SJ | |||
ロール | EVE | SJ |
EVE
正式名称は「J-Iロケット外部バーニアエンジン」。一見すると補助ロケットのように見えるが、姿勢制御のために機能する。SRBが持っていないロール制御能力を付加する為に石川島播磨重工業(現IHI)が2年間という短い期間で新規開発したものである。飛翔中に推力偏向を行うジンバルや空力加熱への対処が主な新規開発項目であった。空力加熱への対処は当時のIHIとしては全く未知の課題であり、日産自動車宇宙航空事業部(現IHIエアロスペース)の協力を仰ぎ克服した。
- 仕様
2号機(中止)
全段 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
全長 | 26.2 m | |||||
外径 | 2.5 m | |||||
全備重量 | 91.5 t | |||||
打ち上げ能力 | 870 kg (250km LEO) | |||||
誘導方式 | 電波誘導方式 | |||||
各段 | ||||||
段数(Stage) | 第1段 | 第2段 | 第3段 | フェアリング | ||
名称 | SRB-A | M-23 | M-3B | - | ||
全長 | 13.3 m | 6.7 m | 2.7 m | 6.9 m | ||
外径 | 2.5 m | 1.4 m | 1.5 m | 1.65 m | ||
重量 | 74.2 t | 13.1 t | 3.6 t | 0.6 t | ||
推進薬重量 | 65.0 t | 10.3 t | 3.3 t | N/A | ||
平均推力 | 182 tf | 53.5 tf | 13.5 tf | |||
燃焼時間 | 94 s | 73 s | 87 s | |||
真空中比推力 | 280 s | 282 s | 294 s | |||
姿勢 制御 方式 |
ピッチ ヨー |
推力飛行中 | MNTVC | LITVC | スピン 安定 | |
慣性飛行中 | - | IRIS | ||||
ロール | IRIS |
IRIS
統合型リアクションコントロールシステム(RCS)。第2段下部に配置され、ロール制御能力を持たないSRB-Aのロール制御と第2段のロール制御を共に受け持つ。
第2段・第3段
M-3SIIのものと基本的に同一だが、M-Vロケット4号機の失敗の水平展開としてノズルスロートインサートの素材が3D-C/C複合材へ変更された。
打ち上げ実績
- 試験1号機(F1):1996年2月12日 - 高速再突入実験機(HYFLEX):打ち上げ成功[2]
- 2号機(F2):2002年(2001年度)予定 - 光衛星間通信衛星(OICETS):計画凍結[2]
比較
型式 | M-3SII | M-V | J-I 1号機 | J-I 2号機 | イプシロン |
---|---|---|---|---|---|
全高 | 27.8 m | 30.8 m | 33.1 m | 26.2 m | 26.0 m |
直径 | 1.41 m | 2.5 m | 1.8 m | 2.5 m | 2.6 m |
重量 | 61.0 t | 140.4 t | 88.5 t | 91.5 t | 95.1 t |
誘導方式 | 電波誘導 | 慣性誘導 | 電波誘導 | 電波誘導 | 慣性誘導 |
低軌道への軌道投入能力 | 770kg | 1,850kg | 870kg | 1,200 kg | |
ペイロード比 | 1.26 % | 1.32 % | 0.98 % | 1.33 % | |
打ち上げ費用 | 36億円 | 75億円 | 43億円 | 53億円 | |
kg毎の打ち上げ費用 | 468万円/kg | 405万円/kg | 489万円/kg | - | 442万円/kg |
関連項目
脚注
外部リンク
J.I.
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/07 09:56 UTC 版)
『J.I.』 | ||||
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稲垣潤一 の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | シティ・ポップ | |||
時間 | ||||
レーベル | EXPRESS | |||
チャート最高順位 | ||||
| ||||
稲垣潤一 アルバム 年表 | ||||
| ||||
『J.I.』収録のシングル | ||||
『J.I.』(ジェイ・アイ)は、1983年9月1日にリリースされた稲垣潤一の3枚目のスタジオ・アルバム。
解説
『Shylights』に続く7か月ぶりのアルバム。
ボーナス・トラック
2002年再発盤はボーナス・トラック「一人のままで~There's No Shoulder~(Remake Version)」(1995年発売ベスト『Revelation』初回盤同梱シングルに収録)を収録。[1]
収録曲
全編曲:井上鑑(6以外)
- MARIA
- 夏の行方
- 夏のクラクション
- 作詞:売野雅勇 作曲:筒美京平
- 5thシングル。
- 男と女
- 作詞:秋元康 作曲:筒美京平
- 4thシングル「エスケイプ」のカップリング曲。
- Everyday's Valentine ~思い焦がれて~
- 蒼い雨
- 言い出せなくて
- 作詞:秋元康 作曲:林哲司
- 一人のままで~There's No Shoulder~
- 作詞:湯川れい子 作曲:松尾一彦
- マーティ・バリンのカバー、松尾一彦によるセルフカバーあり(詳細後述)。
- エスケイプ
- 作詞:井上鑑 作曲:筒美京平
- 4thシングル。
- 生まれる前にあなたと・・・
- 作詞:さがらよしあき 作曲:井上鑑
- 一人のままで~There's No Shoulder~ (Remake Version)
- 作詞:湯川れい子 作曲:松尾一彦 プロデュース:稲垣潤一
- ※2002年の再発盤のみに収録。
カバー
一人のままで~There's No Shoulder~
- マーティ・バリン(1983年)「There's No Shoulder~一人のままで~」 [注 1]
- 松尾一彦(1990年)『Breath』(セルフカバー。2007年のシングルで再度セルフカバー) [注 1]
参加ミュージシャン
- Keyboards:井上鑑
- Electric Guitar:今剛
- Drums:山木秀夫、林立夫
- Bass:岡沢茂、高水健司
- Percussion:浜口茂外也
- Rhodes:山田秀俊(#5,#8)
- Chorus:稲垣潤一、安部恭弘、山田秀俊、EVE
- Chorus arrange:山田秀俊、重実博
- Synthesizer Program:浦田恵司、松武秀樹
Super Session(#6)
脚注
注釈
出典
- ^ “稲垣潤一 [J.I TECN-24653 - IMPERIAL RECORDS]”. www.teichiku.co.jp. 2021年10月30日閲覧。
- ^ | Marty Balin - There's No Shoulder (1983, Vinyl) | Discogs
関連項目
外部リンク
JI
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/05/18 18:13 UTC 版)
JI, Ji
- ジュニアアイドル
- ジェマ・イスラミア
- ヤコブスハブン氷河(Jakobshavn Isbræ)
- 共同実施(Joint Implementation)
- 戟(げき、ほこ、jǐ)
- イスラム協会 (バングラデシュ) (Jamaat-e-Islami Bangladesh)
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「JI」の例文・使い方・用例・文例
- JIS規格とは、品質の改善、生産能力の向上などを図る目的で制定された国家規格です。
- JISマークという,日本工業規格のマーク
- 覚さんは国際協力機構(JICA)に勤務し,都市廃棄物対策の専門家としてパキスタンにいた。
- 宮城県にある東(ひがし)鳴(なる)子(ご)温泉の宿3軒と山形県にある肘(ひじ)折(おり)温泉の宿1軒が「ニッポンTOJIむら」という名称の共同事業を始めた。
- ニッポンTOJIむらは,滞在客が温泉の他にさまざまな活動を楽しめるまったく新しいプログラムを提案している。
- 東鳴子温泉にある宿の社長,大(おお)沼(ぬま)伸(しん)治(じ)さんは「すしやてんぷらと同様に,TOJIが国際語になってほしいと思う。」と話した。
- 私はJICA(国際協力機構)の青年海外協力隊の隊員です。
- JICA(国際協力機構)の青年海外協力隊の隊員として,私はエチオピアの中高等学校で保健体育を教えています。
- 日本の教育支援活動の一(いっ)環(かん)として,JICA(ジャイカ)(国際協力機構)のボランティアが,ここメユンスやパラオにある他の学校で先生をしています。
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