jab
「jab」の意味・「jab」とは
「jab」は英語の単語で、主に二つの意味を持つ。一つは「突く、刺す」という動作を指す動詞で、もう一つは「突き、刺し傷」という結果を指す名詞である。動詞としては、物理的な突き動作だけでなく、比喩的な意味で「批判する」などとも使われる。名詞としては、ボクシングなどの格闘技で使われる「ジャブ」の意味でも知られている。「jab」の発音・読み方
「jab」の発音はIPA表記で/jæb/であり、カタカナで表すと「ジャブ」となる。日本人が発音する際のカタカナ英語では「ジャブ」と読む。この単語は発音によって意味や品詞が変わる単語ではないため、一つの読み方で統一されている。「jab」の定義を英語で解説
英語の辞書によると、「jab」は"a quick, sharp blow, especially with the fist"と定義されている。これは「特に拳による素早く鋭い打撃」という意味である。また、動詞としては"to poke, or thrust abruptly or sharply, as with the end or point of a stick"と定義されており、「棒の先や点で突然または鋭く突く、突き進む」という意味である。「jab」の類語
「jab」の類語としては、「poke」、「prod」、「thrust」などがある。これらの単語も「突く、刺す」という意味合いを持つが、それぞれに微妙なニュアンスの違いがある。「poke」はゆっくりとした突き動作、「prod」は何かを促すための突き動作、「thrust」は力強い突き動作を指す。「jab」に関連する用語・表現
「jab」に関連する用語としては、「jabber」がある。これは「早口で話す、ぺらぺらと話す」という意味の動詞で、「jab」の「素早い」、「鋭い」などの意味合いが転じている。また、「jab」はボクシング用語としても使われ、「ジャブ」は相手を制御するための基本的なパンチを指す。「jab」の例文
1. He jabbed the thief with a stick.(彼は棒で泥棒を突いた。)2. The boxer threw a quick jab.(ボクサーは素早いジャブを放った。)
3. She jabbed him in the ribs with her elbow.(彼女は肘で彼の肋骨を突いた。)
4. He jabbed his finger towards the map.(彼は指で地図を突いた。)
5. The needle jabbed into my arm.(針が私の腕に刺さった。)
6. His comments were a clear jab at the government.(彼のコメントは政府への明確な批判だった。)
7. He jabbed the button with his finger.(彼は指でボタンを突いた。)
8. The doctor gave me a jab in the arm.(医者は私の腕に注射をした。)
9. She jabbed the knife into the bread.(彼女はナイフをパンに突き刺した。)
10. The boxer's jab was swift and accurate.(ボクサーのジャブは素早く正確だった。)
JAB
Jab
JAB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/01 04:20 UTC 版)
ジャブ

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ジャブ(英: jab)は、ボクシングなどの拳を使った打撃が認められている格闘技において、フックやストレートほどには腰を使わず、力をあまり入れない状態で放つパンチのこと。威力はないが、コンビネーションや牽制など技術としての重要度は高く、ボクシングでは特に使用頻度が高い攻撃であり、非常に重宝される基本テクニックの一つである。
概要
強さよりもスピードとテンポを重視しており[1]、威力を犠牲にしてスピードを極限まで高める特性から、しばしば格闘技における最速の打撃技とも称される。腰の回転を使わず腕の瞬発力をもって放つため、相手に与えるダメージは大きくはない。ジャブはダメージを与えることに主眼を置かず、
- 距離を測る
- 牽制し有利な距離を保つ
- 連続攻撃のきっかけを作る
- 細かいダメージを蓄積する
- 正確に当て続けポイントを稼ぐ
- 相手の視界をさえぎる
- わざと出して相手を誘う(相手に反応させることで射程に入り、ディフェンスから攻撃に結びつける)
といった様々な使用法がある[2]。
歴史
1892年9月7日、ジョン・L・サリバン対ジェームス・J・コーベット戦において、コーベットは当時のスタイル「スタンド・アンド・ファイト」ではなく、相手から距離をとってパンチをかわし左の軽いジャブを当てるというフットワークのあるスタイルでサリバンを21回KOし勝利を収めた。しかし当時の民衆にこの戦法は受け入れられず、「卑怯者の戦法」と呼ばれた。
現在ではボクシングにおいてジャブは必須事項ともいえる基本テクニックである。ジャブを放つことに特化したデトロイトスタイル[3]が開発されるなどさらなる発展を続けている。一方、黎明期に流行したクロスガード(腕を顔の前に交差するように構えるスタイル)などは構えの構造上ジャブが使い難く、ダッキングやスウェーをはじめとする防御技術の発展などの理由からスタイルとしては衰退した[4]。
その他
- ジャブの違った表現として「リードブロー」と呼ぶことがある。ジャブを使用して試合のペースを握り、勝利を導く、または右ストレートを当てるための道程を作るといった意味で使用される。リードパンチ、単にリードと使用されることもある。
- ジャブのバリエーションとして、トーマス・ハーンズなどが得意としたフリッカージャブがある。これは腕全体をしならせることでスナップを効かせ、オーソドックスからのジャブとは異なる軌道で相手の顔面を捉える変則ブローである。長身でなおかつ長いリーチを持つ選手に向くとされており、事実フリッカージャブの名手として知られるハーンズは身長185cm、リーチ198cmと中量級の選手としては理想的な体格を持っていた。日本人ボクサーの使い手としては辰吉丈一郎などがいるが、元来フリッカージャブは瞬発力に優れリーチの長い黒人選手向けのテクニックとされているためか、日本国内では一般的な技術とは言い難い。また、オーソドックス等からの一般的なジャブに比べ、体重を乗せづらいゆえに相手にダメージを与えることには向かないという短所もある。
- ジャブとは別に、強く打つ左ストレートをそう表現することがある。ジャブに織り交ぜての左ストレートを有効に使用する選手も存在し、畑中清詞が世界王座を奪取した試合では巧みな左ストレートを駆使し数度のダウンを奪っている。最後のダウンを奪ったパンチも左ストレートであった。畑中はこのパンチを「全キャリアで最高のパンチだった」とコメントしている。
- ボクシング以外の格闘技におけるジャブの使い手としては、K-1王者のセミー・シュルトが挙げられる。長身と長いリーチから繰り出されるジャブは角度もあり、対戦相手がまともに被弾しているシーンもしばしば見られる。なおシュルトは左利きだが、構えは右オーソドックスである。
脚注
関連項目
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