【J57】(じぇいごじゅうなな)
P&W J57
アメリカのプラットアンドホイットニー社で開発されたターボジェットエンジン。
アメリカで初めて10,000ポンドの推力を出すことができたジェットエンジンである。
また、「JT3」という民間向けの型も開発された。
仕様緒元
名称 | J57-P-23 |
全長 | 6,200mm |
直径 | 1,000mm |
乾燥重量 | 2,347kg |
圧縮機 | 16段軸流圧縮機 |
推力 (ドライ時/A/B使用時) | 11,700lbf(52.0kN)ドライ時)/17,200lbf(76.5kN) |
全圧縮比 | 11.5:1 |
タービン入口温度 | 870℃ |
定格燃料流量 | 214.2kg/(h·kN)(A/B使用時) |
推力重量比 | 3.32:1(32.6N/kg) |
名称 | J57-P-43WB |
仕様 | アフターバーナー付きターボジェット |
全長 | 6,200mm |
直径 | 1,000mm |
乾燥重量 | 2,347kg |
圧縮機 | 16段軸流圧縮機 |
推力 (ドライ時/A/B使用時) | 11,700lbf(52.0kN)/17,200lbf(76.5kN) |
全圧縮比 | 11.5:1 |
タービン入口温度 | 870℃ |
定格燃料流量 | 214.2kg/(h·kN)(A/B使用時) |
推力重量比 | 3.32:1(32.6N/kg) |
搭載機
バリエーション
- YJ57-P-3:試作型。推力8,700lb(38.7 kN)
- J57-P-8B:F4Dに搭載。アフターバーナーを搭載。推力14,500lb(64.5kN)
- J57-P-10:A-3に搭載。推力10,500lb(46.7 kN)
- J57-P-19W:B-52Bに搭載。水噴射装置を搭載。推力12,100lb (53.8kN)
- J57-P-20A:F-8に搭載。アフターバーナーを搭載。推力18,000lb(80.1kN)
- J57-P-21A:F-100に搭載。アフターバーナーを搭載。推力17,000lb(75.6kN)
- J57-P-23:F-102Aに搭載。アフターバーナーを搭載。推力17,200lb(76.5kN)
- J57-P-55:F-101に搭載。アフターバーナーを搭載。推力16,900lb(75.2kN)
プラット・アンド・ホイットニー JT3C
![]() | この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2023年1月) |

JT3Cは、アメリカ空軍の要求に基づきプラット・アンド・ホイットニーで開発されたターボジェットエンジン。アメリカ空軍での識別番号はJ57。
世界で、事実上最初に実用化された二軸式ターボジェットであり、当時の水準を大きく上回る圧縮比12を達成している。
概要
T45 ターボプロップエンジンをXB-52に搭載する過程で開発された。B-52の要求に応えるためターボジェットに変更された。JT3Cは初期の推力10,000 lbf (45 kN)であった。
世界最初の実用超音速機・ノースアメリカン F-100に搭載されたことで有名であり、1950年代前半の多くの超音速機のエンジンとして採用された。ただしいずれもマッハ1級機であり、このエンジンを搭載した機体でマッハ2に達した例はない。
派生型としてターボプロップ化したYT-57が開発されていたが、こちらは完成しなかった。もし成功作であればC-132(英語版。C-124 グローブマスター IIのターボプロップ版)への搭載が予定されていた。
搭載機
- 軍用 (J57)
外部リンク
- J57のページへのリンク