InnoDB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/14 19:16 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動開発元 | オラクル |
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対応OS | クロスプラットフォーム |
種別 | データベースエンジン |
ライセンス | GPLまたはプロプライエタリ |
公式サイト | InnoDB.com |
InnoDB(イノデービー)はデータベース管理システムであるMySQLとMariaDB[1]のためのデータベースエンジンである。2010年のMySQL 5.5.5のリリース以降、MySQLの既定のテーブルタイプとしてMyISAMに取って代わった[2][3]。MySQL ABが配布している全てのバイナリに標準搭載されている。MySQLと使用できる他のデータベースエンジンに対する改良点として、PostgreSQLに似たACID互換のトランザクションに対応していることがある。また、外部キーもサポートしている。(これを宣言的参照整合性という)
概要
2005年10月にInnobase社がオラクルに買収された後、InnoDBはオラクルの製品となった[4]。このソフトウェアはデュアルライセンスであり、GNU General Public Licenseのもとで流通しているが、InnoDBをプロプライエタリソフトウェアと融合させたい団体のために、ライセンスが販売されることもある[5]。
InnoDBは以下をサポートする:
- SQL/XAトランザクションの両方
- テーブルスペース
- 外部キー
- MySQL 5.6(2013年2月)[6]およびMariaDB 10.0[7]以降の全文検索インデックス
- OpenGIS標準に従った空間演算
- MariaDBの仮想列 [8]
派生ソフトウェア
OurDelta.orgではGoogle、Percona等によるInnoDBへのパッチを含むMySQLバイナリを頒布している[9]。
2008年12月26日にPerconaはInnoDBの分岐であるXtraDBを発表した[10]。
脚注
- ^ https://mariadb.com/kb/en/innodb/
- ^ “Introduction to InnoDB”. MySQL 5.5 Reference Manual. 2019年10月2日閲覧。
- ^ “Changes in MySQL 5.5.5”. MySQL 5.5 Reference Manual. 2019年10月2日閲覧。
- ^ “Oracle Announces the Acquisition of Open Source Software Company, Innobase”. Oracle. 2008年7月31日閲覧。
- ^ “Licensing MySQL and InnoDB”. InnoDB.com. 2008年7月31日閲覧。
- ^ http://www.oracle.com/us/corporate/press/1904335
- ^ https://mariadb.com/kb/en/library/mariadb-1000-release-notes/
- ^ “Generated (Virtual and Persistent/Stored) Columns”. MariaDB KnowledgeBase. 2019年12月22日閲覧。
- ^ “OurDelta - Builds for MySQL”. 2008年12月26日閲覧。
- ^ “Announcing Percona XtraDB Storage Engine: a Drop-in Replacement for Standard InnoDB”. 2008年12月26日閲覧。
関連項目
- Falcon
- ISAM
- MyISAM
- Aria (ストレージエンジン)
外部リンク
固有名詞の分類
- InnoDBのページへのリンク