こうのとり
宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発、運用する無人宇宙船の名称。
こうのとりは、直径約4メートル、全長10メートル弱の円柱形の宇宙船で、H-IIBロケットによって打ち上げられる。打ち上げ後、こうのとりはH-IIBロケットから切り離され、国際宇宙ステーションと接続する。
こうのとりの運用は、国際宇宙ステーションで必要とされる水や食料、衣料といった生活物資や、研究資材、実験装置などの物資供給や不要となった物資回収を目的としている。物資回収後は大気圏へ突入して燃え尽きる。
関連サイト:
宇宙ステーション補給機「こうのとり」(HTV) - 宇宙航空研究開発機構
エッチ‐ティー‐ブイ【HTV】
HTV
H-IIAロケットを使用した、宇宙ステーションへの補給機
宇宙航空研究開発機構(JAXA)では、国際宇宙ステーションへ物資の輸送を目的とした、宇宙ステーション補給機「HTV」(H-II ransfer Vehicle)の開発を進めています。このような宇宙軌道間輸送機の開発は、日本では初めてです。HTVの打ち上げには、21世紀の主力ロケットであるH-IIAロケットが使用される予定となっています。
高い信頼性と安全性が要求される
宇宙ステーション補給機HTVは、H-IIAロケットによって打ち上げられた後、自動で国際宇宙ステーションの後方から接近し、定められた位置で停止します。これには、「おりひめ・ひこぼし」(ETS-VII)で開発されたランデブー航法が活用されます。そして、国際宇宙ステーション側に取り付けられたマニピュレータによって所定の場所に係留されます。これには、宇宙ステーションとの衝突や、さらには滞在中の宇宙飛行士への危険が懸念されるため、高い信頼性と安全性が要求されます。
HTV概観図
HTV
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/26 03:58 UTC 版)
HTVとは
- 宇宙機
- 宇宙航空研究開発機構 (JAXA) が開発した宇宙ステーション補給機、H-II Transfer Vehicleの略称。
- アメリカ空軍と国防高等研究計画局によるen:DARPA Falcon Projectの一環として打ち上げられている極超音速技術実証機 Hypersonic Technology Vehicleシリーズの略称、Falcon_HTV2。
- テレビ
- 広島テレビ放送の略称。
- 八戸テレビ放送(青森県八戸市のケーブルテレビ局)の略称。
- ケーブルテレビ局スターキャットの音楽番組。HeartLand STUDIOを参照。
- 北海道テレビ放送の意として使用されることがあるが、これは誤りである(正しくはHTB)。
- ベトナムの公共放送en:Ho Chi Minh City Televisionの略称。
「HTV」の例文・使い方・用例・文例
- アメリカ航空宇宙局(NASA)のチャールズ・ボールデン長官は日本の無人貨物宇宙船である宇宙ステーション補給機(HTV)について語った。
- 彼は,HTVが再使用可能になり,地球と国際宇宙ステーション(ISS)の間で宇宙飛行士を輸送できるようになってほしいと話した。
- HTVの1号機は9月11日,H2Bロケットで,鹿児島県種(たね)子(が)島(しま)から打ち上げられた。
- 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は先日,同機構の宇宙ステーション補給機(HTV)が地球の大気圏に再突入し,67日間の任務を無事終えたと発表した。
- 無人貨物宇宙船であるHTVには「こうのとり」2号機の愛称がつけられていた。
- これらの部品はH2AロケットやH2Bロケット,宇宙ステーション補給機「こうのとり」(HTV)のものです。
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