Garnet_OSとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Garnet_OSの意味・解説 

Garnet OS

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/02 20:27 UTC 版)

Garnet OS(ガーネットOS)は、ACCESS Systems(旧PalmSource)が開発・ライセンス提供するPDAオペレーティングシステム (OS)。旧称Palm OS

概要

  • 1996年にパームが開発し、Palm OSの名前で自社のPalm機の搭載用OSとして世に出した。
  • グラフィティと呼ばれる独特の手書き入力法を採用したほか、起動などの待ち時間が短い軽快な動作と使い勝手の良さからPalmデバイスは大ヒット。
  • その後、Handspringソニーなど多くのメーカーがPalm OSを採用した互換機を発売した。
  • OSの開発はその後、Palm本社から分離独立したPalmSource(現ACCESS Systems)社が担当することとなり、2004年2月にはPalm OS CobaltPalm OS Garnetに分化した。
  • Palm OS Cobalt(コバルト)はもともとPalm OS 6として開発されてきたバージョンで、ハイエンド向け。Palm OS Garnet(ガーネット)は従来のPalm OS 5の進化系で、エントリーモデルに窓を開きつつ機能の強化を図っている。
    • 数字でなく元素宝石の名前をつけたのは、後者が前者の下位システムという位置づけではなく、それぞれ独自に発展していくことを示す狙いがあるとされる。
    • 実際、ACCESS SystemsによればCobaltはそのソースコードの大半が書き直され、Garnetとは別物に仕上がっているという。
  • 2007年1月25日に、ACCESS Systemsは、Palm OSの名前をGarnet OSに変更すると発表。Palm OS搭載機に刻印されていた「Palm Powered」のロゴも「ACCESS Powered」に改められた。

製品シリーズの一覧

PalmPilot 5000
Zire 72
Visor Edge

Palmデバイスを提供している(いた)メーカーと、製品ブランドの一覧。

脚注

  1. ^ [email protected] (1998年4月22日). “パイロット、3Comと「Pilot」に関する商標権侵害で和解”. PC Watch 【業界動向】. インプレス. 2013年3月29日閲覧。

関連項目


「Garnet OS」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Garnet_OS」の関連用語

Garnet_OSのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Garnet_OSのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのGarnet OS (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS