GRANPOWERとは? わかりやすく解説

GRANPOWER

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/11 02:10 UTC 版)

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GRANPOWER 5000シリーズ
別名 GP5000シリーズ
開発元 富士通
製造元 富士通
種別 PCサーバ
発売日 1996年10月(24年前) (1996-10
販売終了日 2000年5月(20年前) (2000-05
OS Windows NT Server, NetWare
CPU x86
プラットフォーム IA32
前世代ハード FMサーバ
次世代ハード PRIMERGY
GRANPOWER 6000シリーズ
別名 GP6000シリーズ
開発元 富士通
製造元 富士通
種別 オフィスコンピュータ
発売日 1997年5月(23年前) (1997-05
販売終了日 2000年3月(21年前) (2000-03[1]
OS ASP[2]
CPU x86
プラットフォーム IA32
前世代ハード FACOM Kシリーズ
FUJITSU K-6000シリーズ
次世代ハード PRIMERGY 6000
GRANPOWER 7000シリーズ
別名 GP7000Dファミリー
開発元 富士通
製造元 富士通
種別 UNIXワークステーションサーバ
発売日 1997年2月(24年前) (1997-02
販売終了日 2000年5月(20年前) (2000-05
OS UXP/DS
CPU hyperSPARC,UltraSPARC
プラットフォーム 64ビット
前世代ハード DS/90 7000
GP7000Fファミリー
開発元 富士通
製造元 富士通
種別 UNIXワークステーションサーバ
発売日 1998年11月(22年前) (1998-11
販売終了日 2000年5月(20年前) (2000-05
OS Solaris
CPU SPARC64 GP
プラットフォーム 64ビット
前世代ハード DS/90 7000
次世代ハード PRIMEPOWER
GP7000Sファミリー
開発元 富士通
製造元 サン・マイクロシステムズ
種別 UNIXワークステーションサーバ
発売日 1998年11月(22年前) (1998-11
販売終了日 2000年5月(20年前) (2000-05
OS Solaris
CPU UltraSPARC
プラットフォーム 64ビット
前世代ハード FUJITSU Sファミリー
次世代ハード Sun Fire

GRANPOWER(グランパワー、GP)は、富士通がかつて販売していたサーバ/ワークステーション)のブランド名・シリーズ名。1996年10月にGRANPOWER 5000シリーズの第一弾「GRANPOWER 5000 モデル760」を発表[3]、1997年5月にGRANPOWER 6000シリーズが発表[4]、 1997年1月にGRANPOWER 7000シリーズが発表された[5]。途中で名称変更やシリーズの整理が行われ、2000年5月にブランドとして終焉した。

概要

富士通の各種サーバに統一ブランドをつくり、スケーラビリティがあるように見せようと企画された。以下のような3つのシリーズが存在する。それぞれのシリーズ間はアーキテクチャオペレーティングシステムが異なるため、動作互換性はない。

  • GRANPOWER 5000シリーズ: IA32/PCサーバ系。OSにはWindows NT ServerNetWareが使われた。1996年10月に発表[3]
  • GRANPOWER 6000シリーズ: IA32/オフコン。1997年5月に発表。旧FACOM Kシリーズ(K-200シリーズ,K-600シリーズ,FUJITSU K-6000シリーズ)[4]
  • GRANPOWER 7000シリーズ: SPARC/Solaris UNIXサーバ。1997年1月に発表[5]

ラインナップおよびシリーズ名の遍歴

1998年11月にGRANPOWER 7000シリーズを新たにGP7000シリーズとして整理、以下のようにラインナップ名を変更した[6]

  • GP7000Fファミリー: GP7000としてDS/90 7000シリーズをベースにSolarisサーバとして米国で販売されていたサーバ製品をGP7000Fファミリーに名称変更、後にPRIMEPOWERシリーズとなる。ハード設計は富士通だが、SPARC/Solarisサーバとして米国サン・マイクロシステムズ社が互換性を保証するサーバ製品となった。CPUにはSPARC64 GPを搭載。
  • GP7000Dファミリー: DS/90 7000シリーズをGP7000Dファミリーに名称変更。CPUにhyperSPARC/UltraSPARCを採用し独自のSVR4に準拠したOS、UXP/DSを採用したUnixワークステーション・サーバ。
  • GP7000Sファミリー: 従来のFUJITSU SファミリーをGP7000Sファミリーに名称変更。サンのSPARCワークステーション・サーバのOEM機。

最終的に、2000年5月にGRANPOWER 5000(GP5000シリーズ)はPRIMERGY[7]、GRANPOWER 6000(GP6000シリーズ)はPRIMERGY 6000[8]、GRANPOWER 7000(GP7000シリーズ)はPRIMEPOWER[9]と、それぞれ名称が変更されたことで、GRANPOWER (GP) シリーズは終焉を迎えた。

関連項目

脚注

  1. ^ PRIMERGY 6000 今までに発表した製品”. 富士通. 2021年4月8日閲覧。
  2. ^ オフコン用OS 【富士通】ASP (FUJITSU K6000 / GRANPOWER6000 / PRIMERGY 6000各シリーズ用)”. IPSJコンピュータ博物館. 2021年4月2日閲覧。
  3. ^ a b 【富士通】 FUJITSU GRANPOWER5000シリーズ”. IPSJコンピュータ博物館. 2021年4月3日閲覧。
  4. ^ a b 【富士通】 FUJITSU GRANPOWER6000シリーズ”. IPSJコンピュータ博物館. 2021年4月3日閲覧。
  5. ^ a b 【富士通】 FUJITSU GRANPOWER7000シリーズ”. IPSJコンピュータ博物館. 2021年4月3日閲覧。
  6. ^ FUJITSU GP7000F Family”. IPSJコンピュータ博物館. 2014年12月5日閲覧。
  7. ^ 【富士通】 FUJITSU PRIMERGY”. IPSJコンピュータ博物館. 2021年4月3日閲覧。
  8. ^ 【富士通】 FUJITSU PRIMERGY6000シリーズ”. IPSJコンピュータ博物館. 2021年4月3日閲覧。
  9. ^ 【富士通】 FUJITSU PRIMEPOWERシリーズ”. IPSJコンピュータ博物館. 2021年4月3日閲覧。

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