最小偏移変調
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最小偏移変調(英: minimum-shift keying、MSK)とは、1960年代末ごろ開発された連続位相周波数偏移変調の一種である[要出典]。OQPSKと同様、MSKは4分の1ずつ位相を変化させて符号化し、Q成分はシンボル期間の半分だけ遅らせる。しかし、OQPSKが矩形パルスを使うのに対して、MSKは各ビットを半正弦波で符号化する。これにより、非線形の歪みによる問題を軽減し、結果として一定率の信号を生じる。OQPSKとの関連で見る以外に、MSKは連続位相周波数偏移変調 (CPFSK) 信号で2分の1のビットレートの周波数分割をしたものと言うこともできる。
数学的表現
位相偏移変調された信号は次の式で表すことができる。
- Subbarayan Pasupathy, Minimum Shift Keying: A Spectrally Efficient Modulation, IEEE Communications Magazine, 1979
- Document from the University of Hull GMSKの解説
- Another good discussion (University of Toronto)
- PSK/GMSK comparison & illustrations (Aerospace)
GMSK (英語: Gaussian filtered minimum shift keying)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 18:05 UTC 版)
「デジタル変調」の記事における「GMSK (英語: Gaussian filtered minimum shift keying)」の解説
ベースバンド信号をガウスフィルタ(ガウス特性のローパスフィルタ)で帯域制限したMSKである。BbT=0.25まで絞ることで、スペクトル効率1bit/s/Hzを達成できた。BbT(Bandwidth−Time product)とは、ガウスフィルタの3dB帯域幅に変調速度の逆数を掛けて正規化した値である。BbT積とも言う。例えば、16kbpsのNRZ信号を3dB帯域が4kHzのガウスフィルタに通してFM変調した信号はBbT=0.25である。ガウスフィルタは、ROMフィルタで作るかベッセルフィルタで近似して作る。1981年、当時の日本電信電話公社の室田和昭(現三菱電機)と平出賢吉(現日本無線)が発表した。 GSM方式の携帯電話で用いられている。なお、アマチュア無線のパケット通信でのGMSKはVCOでの変調が殆どであり、しかも変調指数の正確な設定、管理が困難である事情により、実質的にはGFSKである。
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