EK23とは? わかりやすく解説

EK23

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/05 02:34 UTC 版)

スバル・EK型エンジン」の記事における「EK23」の解説

1977年登場した最後EKエンジン当時軽自動車規格である550cc付近まで排気量拡大され以前より排気ガス対策として装着していたSEEC-T排気二次空気導入方式シークTと読む)と併用してEGR排気ガス再循環方式)を採用し昭和53年排ガス規制適合させた。チェーン駆動によるバランサーシャフト採用して振動化を図っている。ウォーターポンプ及びオイルポンプバランサーシャフト連動して駆動されるもので、定期メンテナンス今日のようなアッセンブリー交換ではなくインナーパーツのみを交換する形で行われるRR方式である初代レックス搭載時ではエンジン後部床下に収まる関係で、吸気マニフォールドを含む補記類の取り回しグレードセダンバン、スイングバック)によって違う上、バランサーシャフト吸気側のみ一本となる。 FF方式搭載され二代目レックスへの採用当たっては、キャブレター、シリンダブロック、ピストンカムからオイルシールに至るまで大規模な設計変更行い出力燃費を向上。振動対策として従来1本だったバランサーシャフトが吸排気双方装着され2本となり、その上で約2キログラム軽量化図った三代目レックスではシリンダヘッド再変更を行い当時流行していた3バルブ化したタイプデビュー果たしている。ターボチャージャースーパーチャージャーなどの過給器搭載されたのもEKシリーズではこのエンジンのみである。特にスーパーチャージャー仕様インタークーラー電子制御式燃料噴射装置(EMPi)という当時としては非常に豪華な装備施された。 その他、年式グレードによって適時仕様変更加えられ生産期間長かった事もあって、バリエーション多彩である。 1975年設立され1978年より全国組織化した全国赤帽軽自動車運送協同組合連合会スバル関わり生まれるのもこのエンジンからである。赤帽仕様サンバーエンジンには、通常のエンジンとは異な専用パーツ盛り込まれ数十キロに及ぶ耐久性獲得した専用の赤いチヂミ塗装施されヘッドカバー特徴で、サンバーエンジンEN07移行した後もこの赤ヘッドカバー赤帽車に使用され続けている。

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EK23(NA・2バルブ)

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スバル・EK型エンジン」の記事における「EK23(NA・2バルブ)」の解説

最初に登場したEK23。サンバーには1989年までこの仕様のみが搭載された。輸出仕様レックスにもこのエンジン搭載されSubaru 600Subaru M60等と呼ばれていた。省燃費目指した「エコノ仕様」が短期間ながら存在する水冷4ストロークSOHC バルブ数:吸気1、排気1 排気量:544cc 内径×行程:76.0×60.0 圧縮比8.5:1(初代レックス)、9.5:1(初代レックスバン、二代目レックス&レックスコンビ) 参考スペック 31PS/6,200rpm、4.2kg·m/3,500rpm(初代レックス) 28PS/6,200rpm、4.2kg·m/3,500rpm(初代レックスバン) 31PS/6,000rpm、4.4kg·m/3,500rpm(二代目レックス&レックスコンビ) 30PS/6,000rpm、4.2kg·m/3,500rpm(三代目レックス 出力値はネット表記スバル・レックス 1977-1989 ※初代二代目三代目 スバル・サンバー 1977-1989 ※三代目四代目 Subaru 600/M60/Mini Jumbo/Sherpa 1983-1987 ※二代目三代目輸出仕様

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EK23(NA・3バルブ(計6バルブ))

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スバル・EK型エンジン」の記事における「EK23(NA・3バルブ(計6バルブ))」の解説

1986年三代目レックスデビュー同時に一部グレード搭載ペントルーフ型燃焼室用いた1気筒あたり吸気バルブ2・排気バルブ1の3バルブ仕様とし出力を向上、後のスーパーチャージャー仕様ベースともなった1987年からは4WD仕様全車搭載されようになったまた、同年からは4代目サンバートライ及びトラック最上位グレードにのみ搭載されるようにもなった。 水冷4ストロークSOHC バルブ数:吸気2、排気1 排気量:544cc 内径×行程:76.0×60.0 圧縮比:9.0:1 参考スペック 36PS/7,000rpm、4.4kg·m/4,500rpm スバル・レックスViki,SR 1986-1989 ※三代目 スバル・レックスコンビ Viki,R 1986-1989 ※三代目 スバル・サンバー 1987-1989 ※四代目

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