e-POWER
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/11/06 08:22 UTC 版)
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e-POWER(イーパワー)とは、2016年に日産自動車が発表した新型パワートレイン。名称にハイブリッドが含まれていないが、エンジンで発電しモーター走行するシリーズ方式のハイブリッドである。
概要
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2016年(平成28年)に行われた日産・ノート(E12型)のマイナーチェンジ時に登場。これまでの日産には、インテリジェントデュアルクラッチコントロールと言うハイブリッドシステムを搭載する車種はあったものの、日産・Y51のコードネームが与えられた高級車(日産・フーガ&日産・シーマ)向けのパワートレインであり[注釈 1]、量販が期待出来る小型車向けハイブリッドシステムではトヨタやホンダに大きく遅れを取っていた。
日本での売り上げ向上の肝であるハイブリッドカーの不在は販売サイドとしては不利に立ちやすかったため、自社製大衆車向けハイブリッドシステムを確立すべく電気自動車リーフのシステムを流用したハイブリッドモデルを仕立てる方針をとった。そのため電気自動車と比べた場合は排出ガスの問題が、また、エンジン直接駆動方式(従来の内燃自動車)に比べた場合は高速巡航時の熱効率が低いと言う問題はあるものの、リーフのノウハウを流用することで開発時間とコストを節減し、且つ電気自動車の泣き所であった蓄電システムの問題を解決が出来るといった視点での開発が行われた。インテリジェントモビリティの提言の中の、インテリジェントドライビングにあたる。
また、ノートE12型発表の際にはキャッチフレーズとして、一目惚れをもじりひと踏み惚れが採用され、オリジナルムービーも作製された。また、このパワートレインを初採用した「ノート e-POWER」は、11月の月間販売台数で第1位となり、日産自動車から販売された車種では日産・サニー以来30年ぶりの記録となった[1]。
特徴
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シリーズ方式ハイブリッドを採用しているため駆動はモーターのみに由来する。
発電部は最初に導入されたノートの直列3気筒エンジンを発電目的に特化したチューニングの上で流用し、電力制御部と駆動部はリーフの技術をそのまま流用している。なお、軽自動車用のエンジンを用いなかったのは、1気筒あたりの排気量が少なすぎるが故に熱効率面での損失が小型化のメリットをスポイルしてしまうからとしている。
ハイブリッドの肝であるバッテリー容量と発電装置の有無以外はほぼリーフそのままであり、シリーズ方式ハイブリッドを採用したためメカニカルなトランスミッションやクラッチ(トヨタ・THSでは遊星歯車機構)の不要な点がこの分野で先行するトヨタやホンダのハイブリッドと異なる。BMW・i3のようなアクセルペダル操作だけで速度調整が可能なワンペダル・オペレーティングもリーフに引き続き採用された。
なお、シリーズ方式ハイブリッドの苦手とするストップ・アンド・ゴーが少なくエネルギーの回生が少ない場面や、エンジン直接駆動方式が得意とする高速巡航がメインの用途では、他社のハイブリッドシステムやクリーンディーゼル車に比べ、燃費面で不利になりやすい [2] [3]。
搭載車
- ノート E12(2016年発売)
脚注
注釈
- ^ のちにV37型スカイラインにも搭載、横置きFF車向けにアレンジしたものをT32型エクストレイルに搭載。
出典
- ^ 塚田勝弘 (2016年12月6日). “日産がノートで約30年ぶりに新車販売ランキング1位獲得!! 30年前の車種は? clicccar.com(クリッカー)”. clicccar. 2016年12月20日閲覧。
- ^ 日産ノートe-POWERの実燃費をテスト!ノートスーパーチャージャーやアクア・フィット・デミオの実燃費とも比較!(3/3) - オートックワン(2016年11月30日17:45版/2017年9月16日閲覧)
- ^ 【実録燃費TEST】ノートe-POWER 実燃費はガソリン車よりどれだけお得か? - ベストカーWeb(2017年5月26日版/2017年9月16日閲覧)
関連項目
外部リンク
e-POWER(イーパワー)
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「日産自動車」の記事における「e-POWER(イーパワー)」の解説
シリーズ式ハイブリッド技術の呼称。エンジンを発電に利用し、モーターで駆動することで、加速性能や静粛性の向上を実現した。
※この「e-POWER(イーパワー)」の解説は、「日産自動車」の解説の一部です。
「e-POWER(イーパワー)」を含む「日産自動車」の記事については、「日産自動車」の概要を参照ください。
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