COME ON
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/23 13:55 UTC 版)
「COME ON」、 「Come On」、 「Come on」、「C'mon」、「カム・オン」、「カモン」など
一般
英語で、
- (完全に躊躇や不具合、冗談などが文脈上無い場合は)さあ行こう、さあ来い、ちょっと来てという意味で使われる。カタカナ語としての「カモン」は文脈関係なしにこの意味で使われる。
- 躊躇状況にある人にその行動を促す
- 機械の不具合や冗談に対して、「冗談だろ」「しっかりしてくれ」
等という意味。
音楽作品など
楽曲
- カム・オン(Come on) - チャック・ベリーの楽曲。
- カム・オン (アール・キングの曲) - ニューオーリンズ出身R&Bアーティスト、アール・キングの楽曲。
- カモン!!(Cum On Feel the Noize) - スレイドの楽曲。
- COME ON (小比類巻かほるの曲) - 小比類巻かほるの楽曲。
- Come On (KATSUMIの曲) - KATSUMIの楽曲。
- COME ON - FENCE OF DEFENSEの曲。アルバム『FENCE OF DEFENSE VII RIDE』に収録。
- COME ON!! - TWO-MIXの楽曲。アルバム『BPM 143』に収録。
- COME ON - GRAPEVINEの楽曲。シングル『指先/COME ON』に収録。
- COME ON! (斉藤和義の曲) - 斉藤和義の楽曲。
- Come on (CNBLUEの曲) - CNBLUEの楽曲。
- COME ON! - Dream5の楽曲。シングル『COME ON!/ドレミファソライロ』に収録。
- カモン (パニック!アット・ザ・ディスコとFUN.の曲)(C'mon) - パニック!アット・ザ・ディスコとFUN.の楽曲。
アルバム
- COME ON (YOUR SONG IS GOODのアルバム) - YOUR SONG IS GOODのミニ・アルバム。
- COME ON! (TETSUYAのアルバム) - TETSUYAのアルバム。
- C'mon - B'zのアルバム及び表題曲。
カム・オン
「カム・オン」(Come On)は、チャック・ベリーの楽曲。1961年、シングル「Go Go Go」のB面曲として発表された。シングルは全米ではチャートインしなかったが、全英では38位を記録している[1]。後述するローリング・ストーンズ他、様々なアーティストによってカバーされている。
ローリング・ストーンズのカバー
「カム・オン」 | ||||
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ローリング・ストーンズ の シングル | ||||
B面 | アイ・ウォント・トゥ・ビー・ラヴド | |||
リリース | ||||
規格 | シングル | |||
録音 | 1963年5月10日 | |||
ジャンル | ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | デッカ | |||
作詞・作曲 | チャック・ベリー | |||
プロデュース | アンドリュー・ルーグ・オールダム | |||
チャート最高順位 | ||||
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ローリング・ストーンズ シングル 年表 | ||||
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解説
ローリング・ストーンズは、デビュー・シングルとしてこの曲をカバーし、1963年6月に発売した(B面はウィリー・ディクスンのカバー「アイ・ウォント・トゥ・ビー・ラヴド」)。全英チャートで21位を記録した[2]。B面曲共々、ギターはキース・リチャーズが担当し、ブライアン・ジョーンズはハーモニカで参加している(「カム・オン」ではビル・ワイマンと共にバッキング・ボーカルも担当)[3][4]。
当時R&Bバンドとして活動する意向を持っていたメンバーはデビュー曲に選ばれた本作に拒否感を持っていたが、所属するデッカ・レコードからは「売れ線の曲でなければならない」と牽制されたため、この決定を受け入れざるを得なかった[5]。本作の選定にあたり、ミック・ジャガーはマネージャー兼プロデューサーのアンドリュー・オールダムと激しい口論を交わした[6]。評論家からも好感は得られず、『メロディ・メイカー』誌は「ストーンズらしくない。売れ線ではあるがファンが望んでいた強烈なR&Bサウンドではない」と批判し、ワイマンもこれを「最も正確な批評」としている[7]。またジャガーも「『カム・オン』はいい出来とは思えない」と語っている[5]。このような経緯から、記念すべきデビュー曲にもかかわらず、本作は公演で殆ど演奏されず、コンピレーション・アルバムに収録される機会もそれほど多くない。アメリカ合衆国では1972年の編集アルバム『モア・ホット・ロックス』が初出となった。
生演奏
本作に不満を抱いたバンドは公演での演奏を拒否し、関係者等と対立した。結局本作が演奏されたのは、デビューした1963年から1965年の2年間だけだった[3]。ロン・ウッドが2002年の「リックス・ツアー」に向けた練習中に演奏を提案したところ、全員が演奏の仕方を忘れていたという[8]。
2017年に発売されたライブ・アルバム『オン・エア』に、BBCラジオの番組『サタデー・クラブ』のために録音したものが収録された(1963年10月録音)。今作はオリジナル・バージョンと曲構成がやや異なっている。
脚注
- ^ CHUCK BERRY | full Official Chart History | Official Charts Company:
- ^ ROLLING STONES | full Official Chart History | Official Charts Company:
- ^ a b “Come On:” (英語). 2016年8月21日閲覧。
- ^ “I Want to Be Loved:” (英語). 2016年8月21日閲覧。
- ^ a b 『ストーン・アローン/上』(ビル・ワイマン/レイ・コールマン著、野間けい子訳、ソニー・マガジンズ刊、1992年、ISBN 4-7897-0780-6 )p199
- ^ 『ミック・ジャガー/ワイルド・ライフ』(クリストファー・アンダーセン著、岩木貴子・小川公貴訳、ヤマハミュージックメディア刊、2013年、ISBN 9784636892499) p67
- ^ 『ストーン・アローン/上』(ビル・ワイマン/レイ・コールマン著、野間けい子訳、ソニー・マガジンズ刊、1992年、ISBN 4-7897-0780-6 )p200
- ^ SIGHT VOL.14 特集「ロックの正義!!ストーンズ全100ページ」(株式会社ロッキング・オン、2003年)p17
「COME ON!」の例文・使い方・用例・文例
- それは「SmaSTATION!!」というテレビ番組から生まれた。
固有名詞の分類
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