atoi
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/29 21:38 UTC 版)
atoi (ASCII to Integer) は、文字列を整数型に変換するC言語の標準Cライブラリの関数。標準ヘッダーファイル <stdlib.h>
で宣言されている。読み方は規格では特に定められていない。
概要
引数で与えられた文字列を解析し、文字列先頭の連続する10進数整数部分をint
型の整数に変換する。例えば、引数に"123abc"
を与えると戻り値として123
を返し、"-5"
なら-5
を返す。"abc"
や""
(空文字列)など変換不可能な文字列の場合、0
を返す。変換された後の数値がint
の範囲に収まらない(結果がint
で表現できない)場合、C99 や C11 の仕様上は未定義動作 (undefined behavior) を引き起こす[1][2][注釈 1]。また、変換に失敗してもerrno
を書き換えないかもしれない。このため、atoi
の使用を禁止しているガイドラインも存在する[3]。
正常に変換可能な文字列の場合は (int)strtol(s, NULL, 10)
と同じ結果を返す。
形式
#include <stdlib.h>
int atoi(const char *nptr);
脚注
注釈
出典
関連項目
外部リンク
atoi(3)
– JM Project Linux Library Functions マニュアル- atoi, atol, atoll - cppreference.com
固有名詞の分類
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