Alexとは? わかりやすく解説

Alex


A-LEX

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/06/07 05:15 UTC 版)

A-LEX
セパルトゥラスタジオ・アルバム
リリース 2009年1月17日
録音 サンパウロ Trama Studios
ジャンル ヘヴィメタルグルーヴ・メタルスラッシュメタル
時間 54分24秒
レーベル Atração Fonográfica
SPV/スティームハマー
アヴァロン・レーベル
プロデュース スタンレー・ソアレス、セパルトゥラ
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 53位(オーストリア[1]
  • 68位(スイス[2]
  • 82位(ドイツ[3]
  • 150位(フランス[4]
  • 257位(日本[5]
セパルトゥラ 年表
ザ・ベスト・オヴ・セパルトゥラ
(2006年)
A-LEX
(2009年)
カイロス
(2011年)
テンプレートを表示

A-LEX』は、ブラジルヘヴィメタルバンドセパルトゥラ2009年に発表した11作目のスタジオ・アルバム。ジーン・ドラベラ加入後としては初のアルバムに当たる[6][7]

背景

アンソニー・バージェスの小説『時計じかけのオレンジ』にインスパイアされたコンセプト・アルバムである[6][7][8]。タイトルの『A-Lex』とは"no law"を意味する言葉で[6]、『時計じかけのオレンジ』の主人公アレックスに引っ掛けている。また、収録曲「ルードリヒ・ヴァン」は、作中にも登場したルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの『交響曲第九番』を元にしている[7]

ギタリストのアンドレアス・キッサーは、元々はスタンリー・キューブリックが監督した映画版の大ファンで、バージェスの原作は本作の制作時まで読んでいなかったが、最終的には「映画も偉大だけど原作は更に強力だから、俺達は映画版よりも原作の方から強い影響を受けた」とのことである[9]。なお、音楽ジャーナリストのChad Bowarは、本作のストーリーに関して「最初の3パートは映画の筋に沿っており、最後のパートは原作から取られている」と分析している[7]

サンパウロのTrama Studiosでレコーディングされ、ミキシングはサンパウロのMega Studiosで行われた[10]

反響・評価

バンドの母国ブラジルでは、リリースから1週間で5千枚を売り上げた[6]。アメリカでは、総合アルバム・チャートのBillboard 200には入っていないが、『ビルボード』のインディペンデント・アルバム・チャートでは48位を記録した[11]

アレックス・ヘンダーソンはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「バンドのパーソネルの変更はネガティヴな影響をもたらすこともあるが、セパルトゥラは長年にわたって生命力を保ち続け、この優れた『A-LEX』においても生命力は健在だ」と評している[8]。一方、Chad BowarはAbout.comにおいて5点満点中3.5点を付け、バンド・サウンドやデリック・グリーンのボーカルを高く評価しながらも、ソングライティング面での完成度は前スタジオ・アルバム『ダンテ XXI』(2006年)に及ばないと評し、また、「ルードリヒ・ヴァン」に関して「コンセプト的にはアルバムの物語と合っているが、音楽的には失敗だ」と評している[7]

収録曲

特記なき楽曲は作詞:アンドレアス・キッサー、デリック・グリーン/作曲:アンドレアス・キッサー、ジーン・ドラベラ、デリック・グリーン[10]

  1. A-Lex I - "A-Lex I" - 1:54
    • 作曲:アンドレアス・キッサー、ジーン・ドラベラ、デリック・グリーン
  2. モロコ・メスト - "Moloko Mesto" - 2:09
  3. フィルシー・ロット - "Filthy Rot" - 2:46
  4. ウィーヴ・ロスト・ユー! - "We've Lost You!" - 4:13
  5. ホワット・アイ・ドゥ! - "What I Do!" - 2:01
  6. A-Lex II - "A-Lex II" - 2:18
    • 作曲:アンドレアス・キッサー、ジーン・ドラベラ、デリック・グリーン
  7. トリートメント - "The Treatment" - 3:23
  8. メタモルフォシス - "Metamorphosis" - 3:01
  9. サディスティック・ヴァリューズ - "Sadistic Values" - 6:50
  10. フォースフル・ビヘイヴィアー - "Forceful Behavior" - 2:27
  11. コンフォーム - "Conform" - 1:54
  12. A-Lex III - "A-Lex III" - 2:03
    • 作曲:アンドレアス・キッサー、ジーン・ドラベラ、デリック・グリーン
  13. エクスペリメント - "The Experiment" - 3:28
  14. ストライク - "Strike" - 3:40
  15. イナフ・セッド - "Enough Said" - 1:36
  16. ルードリヒ・ヴァン - "Ludwig Van" - 5:30
  17. A-Lex IV - "A-Lex IV" - 2:46
    • 作曲:アンドレアス・キッサー、ジーン・ドラベラ、デリック・グリーン
  18. パラドックス - "Paradox" - 2:15
    • 作詞:アンドレアス・キッサー、デリック・グリーン、ルーカス・ケイター/作曲:アンドレアス・キッサー、ジーン・ドラベラ、デリック・グリーン

参加ミュージシャン

アディショナル・ミュージシャン

脚注

  1. ^ Sepultura - A-Lex - austriancharts.at
  2. ^ Sepultura - A-Lex - hitparade.ch
  3. ^ Sepultura | Longplay-Chartverfolgung - musicline.de
  4. ^ lescharts.com - Sepultura - A-Lex
  5. ^ ORICON STYLE
  6. ^ a b c d Sepultura's 'A-Lex': First-Week Brazilian Sales Revealed”. Blabbermouth.net (2009年1月30日). 2015年6月7日閲覧。
  7. ^ a b c d e Bowar, Chad. “Sepultura A-Lex Review”. About.com. 2015年6月7日閲覧。
  8. ^ a b A-Lex - Sepultura | AllMusic - Review by Alex Henderson
  9. ^ Andreas Kisser On Cavalera Conspiracy Debut: 'It Is Not Bad, But They Could Do A Lot Better'”. Blabbermouth.net (2009年3月15日). 2015年6月7日閲覧。
  10. ^ a b CD英文ブックレット内クレジット
  11. ^ Sepultura | Awards | AllMusic

アレックス

(Alex から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/09 01:25 UTC 版)

アレックスAlex

ギリシア語人名アレクサンドロス」に由来するヨーロッパファーストネームまたはミドルネーム)あるいは

ドイツ語圏における「アレクサンダー」やロシア語における「アレクセイ」、イタリア語圏およびブラジルにおける「アレッサンドロ」とその女性形である「アレクサンドラ」、あるいはしばしば地名となる「アレクサンドリア」などの短縮型である。

英語での発音は[ˈæliks]リクス)。

人名

ア行

カ行

サ行

タ行

  • アレックス・ドス・サントス - ブラジル生まれの日本のサッカー選手(→三都主アレサンドロ)。2001年までの登録名が「アレックス」。

ナ行

ハ行

マ行

ヤ行

ラ行

ワ行

その他の人名

架空の人名など

商品名、団体名、作品名など

関連項目


Alex(アレックス)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 07:11 UTC 版)

Cytus II」の記事における「Alex(アレックス)」の解説

Eagle-01隊員。Sagerとは腐れ縁コードネームは「ジャッカル」。人を小馬鹿にするような発言多く調子に乗りやすいが、命令には忠実身体能力抜群。危険を嗅覚察知できる第六感持っている

※この「Alex(アレックス)」の解説は、「Cytus II」の解説の一部です。
「Alex(アレックス)」を含む「Cytus II」の記事については、「Cytus II」の概要を参照ください。

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