アモルファスシリコン
【英】amorphous silicon
アモルファスシリコンとは、原子が不規則に結合した(非晶質=アモルファスの)シリコン半導体のことである。液晶パネルの薄膜トランジスタ(TFT)などに多用されている。
アモルファスシリコンは、規則的な原子配列を持った「結晶シリコン」に比べると、結晶構造がやや不安定である。電子移動度も低い。その反面、薄膜として加工しやすく、安価に大量に製造できるという利点がある。このため、薄型の液晶パネルを量産する際にアモルファスシリコンが多く用いられる。
アモルファスシリコンは、薄膜トランジスタの他、薄型の太陽電池セル、レーザープリンタにおける高耐久の感光ドラムなどにも利用されている。
イタリア宇宙事業団(ASI)
予算の大部分をESAへ拠出
イタリア宇宙事業団(ASI)はイタリア大学科学技術研究省(MURST)の下部機関で、1988年に設立されました。ローマに本部があり、スタッフは組織全体で100人前後(1997年度現在)という小規模な構成です。
イタリアの宇宙関連政策は、ASIが5年ごとに作成する国家宇宙計画(PSN)にもとづいて決定されます。宇宙開発に対する国家予算は、1999年度で年間7億5千万米ドルほどですが、そのおよそ半分弱ほどが欧州宇宙機関(ESA)に拠出されています。といってもこの割合は減少しており、1996年度には6分の5ほどESAに拠出していました。
イタリアが参加している主なESAプロジェクトは「先端型データ中継技術衛星(アルテミス:Artemis)」「ARTES-3」「ガリレオサット」などです。
写真:地球観測衛星「SPOT4」(右)とデータ中継をする「アルテミス」(左)
世界でも有数の測地施設を運営
イタリアはヨーロッパでも早くから宇宙開発事業に取り組んできた国の1つで、近年ではNASAや他国と協力し、イタルサット通信衛星、テザー衛星システム(TSS)、ラゲオス測地衛星、SAX X線天文衛星などを開発しました。
ASIの主な運営施設には、イタリア南部マテラの近くに1983年開設された宇宙測地センター(ASI-CGS)があります。同センターでは主に、宇宙測地学・地球力学、リモートセンシング、宇宙オートメーション・ロボット工学の3分野において、データ分析や科学研究プロジェクトが進められており、国外からも多くの研究者達が参加しています。
このほかにも南部トラパニ市の近くに、気象観測用の気球を打ち上げるミロ基地があります。
写真:ASIの宇宙測地センター
ASI
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/20 08:26 UTC 版)
ASI
- 人工超知能 - Artificial Super Intelligence (en:Superintelligence)
- 大動脈弁狭窄及び閉鎖不全症
- イタリア宇宙機関 - Agenzia Spaziale Italiana
- 対気速度計 - Airspeed indicator
- レコードレーベルA-Sketchのオリコンでの略称
- アンサルド・システム・インダストリー
- 世界ソムリエ協会 - Association de la Sommellerie Internationale
- Apple Sales International (Apple Sales International)
- インド考古調査局 (Archaeological Survey of India)
「ASI」の例文・使い方・用例・文例
固有名詞の分類
- ASIのページへのリンク