5. 和集合の公理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 15:26 UTC 版)
「ツェルメロ=フレンケル集合論」の記事における「5. 和集合の公理」の解説
詳細は「和集合の公理」を参照 集合の元に対する和集合が存在する。たとえば、集合 { { 1 , 2 } , { 2 , 3 } } {\displaystyle \{\{1,2\},\{2,3\}\}} の元に対する和集合は { 1 , 2 , 3 } {\displaystyle \{1,2,3\}} である。 和集合の公理は、任意の集合の集合 F {\displaystyle {\mathcal {F}}} について、 F {\displaystyle {\mathcal {F}}} の元の元であるすべての元を含む集合 A {\displaystyle A} が存在することを主張する: ∀ F ∃ A ∀ Y ∀ x [ ( x ∈ Y ∧ Y ∈ F ) ⇒ x ∈ A ] . {\displaystyle \forall {\mathcal {F}}\,\exists A\,\forall Y\,\forall x[(x\in Y\land Y\in {\mathcal {F}})\Rightarrow x\in A].} この式は、 ∪ F {\displaystyle \cup {\mathcal {F}}} の存在を直接主張するものではないが 、上記の分出公理を用いて集合 ∪ F {\displaystyle \cup {\mathcal {F}}} を A {\displaystyle A} から構築することができる: ∪ F = { x ∈ A : ∃ Y ( x ∈ Y ∧ Y ∈ F ) } . {\displaystyle \cup {\mathcal {F}}=\{x\in A:\exists Y(x\in Y\land Y\in {\mathcal {F}})\}.}
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