CTL

細胞傷害性T細胞
【概要】 体内にウイルスが入ったら、ヘルパーT細胞が認識し、B細胞に抗体を作らせ、細胞傷害性T細胞(CTL)を誘導して、ウイルスを排除させようとする免疫反応が起こる。CTLはウイルスを作っている細胞を殺しに行く阻撃班のT細胞(リンパ球)。CD8という印を細胞の表面に持っている。
【詳しく】 あるウイルスを作っている細胞だけを殺す場合、特異的CTLという。CTLはCAF(CD8 activating factor)などの物質でHIVの複製を抑えるようだ。CTLはヘルパーT細胞の指示を受けるが、このCD4細胞をHIVが枯渇させるので、CTLは感染当初から弱くなる。初感染時のHIV特異的CTLがどれぐらい滅ぼされたかで進行が決まるのかもしれない。HIV感染者の中で進行が非常に遅い人は、CTLの働きが高いことがわかっている。針刺し事故でHIVに曝露したが感染しなかった被災者で、半年間にわたってHIV特異的CTLがあったという報告もある。CTLを誘導することがHIVワクチン開発の狙いになっている。
《参照》 ヘルパーT細胞、 サプレッサーキラーT細胞、 CD8、 CAF、 HIVワクチン

CTL
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/02/29 13:57 UTC 版)
CTL
- アメリカの鉄道ネットワーク「アムトラック」のセントラリア(ワシントン州)の駅番号CTL。
- コバルトチタンリチウム二次電池(Cobalt Titan-Lithium)を表す記号。
- 計算木論理(Computational Tree Logic)。
- コントロールトラック信号(Control Track Longitudinal) コントロール信号、CTL信号。タイムコードの種類で、00:00:00:00から開始する。
- 細胞傷害性T細胞(cytotoxic T lymphocyte; TcまたはCTL)
- 推定全損 (Constructive Total Loss) 例、船を修理するためのコストが総保険価額を上回り、修理しない方が良い場合。
- 石炭液化 (Coal to liquids) 石炭を液体の炭化水素に変形させる化学的工程。 石炭液化は、気化とフィッシャー・トロプシュ法によって「間接」的に、または、ベルギウス法(⇒石炭化学)によって「直接」行う両方法がある。
- 複雑なテキスト配置 (complex text layout)。コンピュータによるテキスト処理の分野で、文字列の描画のためにグリフの置換や並び替えなどの自明でない処理を行うこと。また、そのような処理が必要な用字系をコンプレックステキスト言語 (complex text language; CTL) と呼ぶこともある。
- カナダのケベック州の都市、ラヴァルにある公共輸送システムw:en:Société de transport de Laval (STL)の旧名略称(Commission de transport de la Ville de Laval)。
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