くろ‐ぎぬ【黒▽衣】
くろ‐ご【黒▽衣/黒子】
読み方:くろご
《「くろこ」とも》
1 歌舞伎で、俳優の演技や舞台進行の介添えをする人が着る黒い衣装。また、その人。人形浄瑠璃では、人形遣いが着る黒い衣装。くろんぼう。黒具(くろぐ)。
こく‐い【黒衣】
こく‐え【黒▽衣】
読み方:こくえ
「こくい(黒衣)」に同じ。
黒衣
黒衣
黒衣
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/28 01:15 UTC 版)
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黒衣(くろご)は、歌舞伎や人形浄瑠璃で、観客からは見えないという約束事のもとに舞台上に現われ、後見として役者や人形遣いを助けたり、小道具を役者に渡したり舞台から下げたりする係。また彼らが着用する黒づくめの特殊な衣装のこと。黒具(くろぐ)ともいう。
黒子(くろこ)ともいうが、「黒子」は当て字、「くろこ」は訛読で、どちらも正しくはないものが慣用化して一般に定着してしまったものである(本来は「黒子」と書いて「ほくろ」と読む)。
歌舞伎における黒衣
黒衣の種類
歌舞伎における黒衣には、次の2種類がある。
- 役者がなる黒衣
- 大道具方がなる黒衣
色違いの黒衣
黒衣は見えないことが約束事になっているが、場面によっては黒の色がかえって目立ってしまう場合がある。そのため、色違いの装束があり、海や水辺の場面には青装束の波衣(なみご)・雪の場面には白装束の雪衣(ゆきご)となる。
慣用句
「黒衣・黒子」にはまた、本来の「見えないことになっている者」「そこには居ないことになっている者」という側面から意味が転じて、現代語では「表には名を出さない者」「裏方に徹する者」といった意味で使われることがある。
脚注
関連項目
- 『心中天網島』 - 表現社・ATG製作、1969年(昭和44年)公開の映画。人形浄瑠璃・歌舞伎の『心中天網島』を映画化したもので、劇中に黒衣を頻繁に登場させた篠田正浩監督の斬新な演出が大きな話題になった。
- クロ子とグレ子 - テレビ朝日系列局で放送された萩本欽一主演のバラエティ番組『欽ちゃんのどこまでやるの!?』において、関根勤と小堺一機のユニットコサキンが黒衣の衣装(黒→グレー)を着用してコーナーを受け持っていた。
- 指金
- おちょやん - 2020年度後期放送のNHK「連続テレビ小説」第103作。桂吉弥が黒衣として登場し、同作の解説・ナレーション・ツッコミ役を務める[1]。
- ^ “《2020年度後期》連続テレビ小説 新たな出演者&「語り」決定!”. NHK_PR. 日本放送協会 (2020年8月13日). 2020年11月30日閲覧。
外部リンク
黒衣(クロエ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/15 06:16 UTC 版)
死羽根十二将の一人で神刀 羽根剣之二の所持者。49歳。元は徳河の軍師で、医呂刃の里出身の医者。神眼の黒衣の異名を持つ。十二将計画の立案者でもある。現在は蠑夷に幽閉の身。両眼に痣を持つ。身長は182cm。
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