首振りと旋回
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/28 00:30 UTC 版)
飛行機は、首を振るだけでは機体を上から見て進行方向に対して斜めになるだけ(スリップ状態)で旋回できない。ただし実際は、機体右側に当たる風の圧力により徐々に左へ変針(緩やかな左旋回)する。また主翼に後退角がついた機体では、右翼の風を切る長さ(有効翼幅)が左翼のそれより増加するため、右翼の揚力が左翼よりやや増加し、徐々に左バンクの挙動も起き旋回を始める。実機においてこれらの効果による旋回モーメントは小さいが、模型飛行機などでは方向舵操作のみでバンクを得、旋回できる機体もある。
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