音楽・芸術
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 05:26 UTC 版)
詳細は「テキサス州の音楽(英語版)」を参照 西部開拓時代や郷愁の雰囲気から、古くからカントリー・ミュージックの人気が高い。同州は多くの著名なカントリー・ミュージック歌手を輩出している。また、テキサスをテーマにしたカントリーソングも多い。地元のファーストフードチェーンなどのローカルCMでも非常によく使われる。 テハーノがテキサスで育んできたラテン系の音楽はテクス・メクス・ミュージックまたはテハーノ・ミュージックと呼ばれ、スペイン語で歌われる。テハーノ・ミュージックはヒスパニック系アメリカ人のコミュニティのみならず海外でも人気が高い。著名なテハーノのミュージシャンにセレーナがいる。 ヒューストンは、ヒューストン・グランドオペラ、ヒューストン交響楽団、ヒューストン・バレーおよびアレー劇団というふうに主要な芸術分野の全てに恒久的かつ職業的団体があることでは、アメリカに5つしかない都市の1つである。ヒューストン中心街の真ん中17ブロックであるヒューストン劇場地区は視覚芸術と舞台芸術の活力で知られ、劇場の観客席12,948と映画観客席1,480が集中してあることでは全米第2位にランクされている。ヒューストンには、ドン・ロービーのデューク、ピーコックというレコード・レーベルが存在した。 1892年に設立されたフォートワース現代美術館は「ザ・モダン」とも呼ばれ、テキサス州最古の美術館である。フォートワースにはキンベル美術館、アモン・カーター博物館、ナショナル・カウガール博物館と殿堂、ウィル・ロジャーズ記念センターおよびバス芸術劇場もある。ダラス中心街の芸術地区にはダラス美術館、モートン・H・メイアーソン・シンフォニー・センター、マーゴット・アンド・ビル・ウィンスピア・オペラハウス、トラメル・アンド・マーガレット・クロウ・アジア美術コレクション、およびネイシャー彫刻センターといった芸術のための施設がある。 ダラス市内にあるディープ・エラム地区は1920年代と1930年代にアメリカ合衆国南部のジャズとブルースのホットスポットとして人気があった。ディープ・エラムという名前は地元の人が「ディープ・エルム」と「ディープ・エラム」と発音したことに拠っている。ブラインド・レモン・ジェファーソン、ロバート・ジョンソン、ハディー・"レッドベリー"・レッドベターおよびベッシー・スミスなどのアーティストが初期ディープ・エラムのクラブで演奏した。また、ジャニス・ジョプリンやジョニー・ウィンター、スティーヴィー・レイ・ヴォーンといったロック、ブルース・ロックのミュージシャンも、テキサス州出身である。 オースティンはライブ・ショウが盛んなことで知られ、一人当たりのライブミュージックの会場数が、ナッシュビル、メンフィス、ロサンゼルス、ニューヨーク市よりも多いことを誇っている。オースティンの音楽は6番通りのナイトクラブを中心に回っている。映画、音楽およびマルチメディアの祭であるサウス・バイ・サウスウェスト、アメリカのテレビで長寿番組である「オースティン・シティ・リミッツ」およびジルカー公園で行われるオースティン・シティ・リミッツ音楽祭などの行事がある。 1980年以降、サンアントニオは「世界のテハーノ音楽の首都」として展開してきた。テハーノ音楽と文化に大きな注目を集め好評を博した公開番組にテハーノ音楽賞が与えられている。 ラウンドロックにおいては、毎年2月の頭に〔ウシコン〕というアニメコンベンションが開催されている。
※この「音楽・芸術」の解説は、「テキサス州」の解説の一部です。
「音楽・芸術」を含む「テキサス州」の記事については、「テキサス州」の概要を参照ください。
- 音楽・芸術のページへのリンク