音楽における音
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 15:53 UTC 版)
音楽においては、ここちよい美しい音とそうでない音を区別することばとして、楽音(がくおん、英: musical tone)と噪音(そうおん、英: unpitched sound)がある。 楽音の例 19世紀のピアノの音 フレデリック・ショパンの練習曲25-12。1851年製のエラールのピアノ 現代のピアノの音 同じ曲を、現代のピアノで演奏した音。1851年のエラールのピアノの音と、かなり異なっている。 これらの音声や映像がうまく視聴できない場合は、Help:音声・動画の再生をご覧ください。 楽音 狭義には音高がはっきり認識できる音を指し、広義には音楽に用いられる音全般を指す。 例えば人の歌声やピアノ・ヴァイオリン・ギターなどの楽器類の音は楽音である。 噪音 狭義には楽音ではない音を指し、広義には(後述の)騒音を指す。 なお、シンバルなど明瞭な音高を持たない打楽器の音は狭義の噪音であり広義の楽音である。 また、英語で一括りに noise と表される音は、日本語では騒音(そうおん)と雑音(ざつおん)の2つに区別される。騒音 望ましくない音。楽音であっても聞き手が不快あるいは邪魔だと感じる音は騒音と呼ばれる。 雑音 振幅や周波数が不規則に変動する音。ただし、自然科学や工学では音以外についても有意な情報を含まず必要な信号を取り出す邪魔になる成分を雑音と呼ぶ。 例えば、風の音・波の音は雑音である。電車の走行音・物の壊れる音などは雑音でもあり騒音でもある。
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