輸出用のDL500形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/05/23 14:38 UTC 版)
「アルコFAシリーズディーゼル機関車」の記事における「輸出用のDL500形」の解説
アルコの輸出用機関車として知られる1953年設計のDL500形は、FA-2をベースとしている。最初の25両は244型エンジンを1,600馬力(1,200kW)で使用していた。その後、251B型エンジンを搭載し、1,800馬力(1,300kW)となったのはFAと同様である。台車は車軸配置C-Cを基本としていたが、B-BやA-1-A台車もオプションとして用意されていた。 DL500形は、1953年5月から1967年12月まで、アルコ、A.E.グッドウィン、MLWで合計369両が製造された。 アルゼンチンのラテンアメリカロジスティック(All America Latina Logistica、ALL)ではいまでも使用されている。また、オーストラリアでは、A.E.グッドウィンがライセンス生産した車両が使用されたほか、2両がニュー・サウス・ウェールズ州営鉄道(New South Wales Government Railways)の標準軌でクラス44として、片運転台・両運転台の車両が1600mmの広軌のサウス・オーストラリア鉄道(South Australian Railways)のクラス930として使用された。 ほかには、ギリシャ、インド、パキスタン、ペルー、スペインでも使用された。
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