補助単位とは? わかりやすく解説

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ほじょ‐たんい〔‐タンヰ〕【補助単位】

読み方:ほじょたんい

実用計量のために設ける、基本単位整数倍また整数分の一の単位。ミリメートル・キログラムなど。補助計量単位

国際単位系SI)で、かつて基本単位のほかに設けられ単位平面角ラジアン立体角ステラジアンがあったが、1995年国際度量衡総会CGPM)において廃止決定され無次元量組み立て単位となった


補助単位

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/31 09:37 UTC 版)

補助単位(ほじょたんい)は計量単位の区分の一種であるが、この言葉には、2通りの全く異なる意味がある。

  1. 日本の旧計量法で用いられていた「補助計量単位」のこと。
  2. 国際単位系(SI)で用いられていた「SI補助単位」のこと。

補助計量単位

1つ目の意味は、基本となる単位の倍量・分量単位のことである。この場合は、補助計量単位(ほじょけいりょうたんい)ともいう。これは、1993年以前の日本の計量法(旧計量法)で使用されていた用語である。旧計量法では、計量単位を基本単位、誘導単位(組立単位のこと)、補助計量単位に分類していた。補助計量単位には、接頭語を付けた単位(ミリメートル、ミリグラムなど)のほか、固有の名称を持つ10の整数乗倍の単位(ミクロン、ヘクタールなど)、その他の単位(分、時、絶対温度など)が含まれていた。現在の計量法では、単位を分類することはせず、全てを「計量単位」としている。

SI補助単位

2つ目の意味は、かつて国際単位系(SI)にあった単位の区分で、「基本単位でも組立単位でもないが補助的に使われる単位」を指した。具体的には角度の単位ラジアンと立体角の単位ステラジアンのみが含まれていた。1995年の国際度量衡総会において、この2つの単位は無次元の組立単位として解釈すること、補助単位という区分は廃止することが決議された。1998年のSI第7版から、そのように改定された。よって現在のSIには補助単位は存在しない。

このほかの用法

よって、現在は正式には「補助単位」というものは存在しないことになるが、今日では1つ目の「基本となる単位の倍量・分量単位」の意味で用いられることが多い。計量単位に限らず、例えば銭、セントなどを通貨の補助単位と呼ぶことがある。俗に接頭語そのものを補助単位と呼ぶことがあるが、これは正式な用法ではない。

関連項目


補助単位

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 00:15 UTC 版)

ユーロ」の記事における「補助単位」の解説

ユーロの補助単位は「セントcent)」であり、100セントが1ユーロ相当する。ただしギリシャでは λεπτό、フィンランドでは sentti が用いられるセント硬貨には "EURO" と "CENT" の両方刻まれており、このことはユーロ硬貨外見の特徴についての欧州委員会文書においても掲載されている。ただこの文書では、"EURO" の文字は "CENT" よりも小さく刻まれるものとするということ記載されている。 欧州連合発行物に関する内規では、加盟国ごとで異なる表記排除してならない定められている。これはユーロ導入前に補助単位として cent同義の語を使用していた国に対す容認策であり、たとえばフランスベルギーの centimes やポルトガルcentavo などがある。 口語ではほかの補助単位のセント区別するために、ユーロ・セントという表現用いられることがある。たとえばUSドルユーロ移行される以前通貨の補助単位区別する際に用いられている。

※この「補助単位」の解説は、「ユーロ」の解説の一部です。
「補助単位」を含む「ユーロ」の記事については、「ユーロ」の概要を参照ください。

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