こう‐どう〔カウ‐〕【行動】
行動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/31 09:58 UTC 版)
学問
行動科学
1950年代以降、自然科学・社会科学全般で、アメリカの学界を中心として「行動科学」(behavioural science)と呼ばれる手法が盛んになった[1]。その例として、心理学における「行動主義心理学」、経済学における「行動経済学」などがある[1]。
動物行動学
生物学において、動物の行動を研究する分野を「動物行動学」(ethology, エソロジー)という。
滞留行動
滞留行動(たいりゅうこうどう)とは、都市計画・建築学の学術用語で[2][3]、人がある場所で歩みをとめたりする行動のこと。広場や界隈(かいわい)での待合せや休憩など人の自由な意志によるものと、通勤ラッシュなど混雑で移動困難になる人の意志によらないものがある。滞留は、計画した空間以外で偶発的に引き起こる場合もある。
行動と行為
類語に「行為」(act)がある。
こちらは一般に意図や目的を有する人間の活動を指すのに対し、「行動」は無意識の活動(条件反射など)も含む、より広い意味で用いられる。
もっとも、両者の使い分けに関して統一的見解があるわけではなく、分野や研究者によっては互換に言い換え可能な場合もある。生物学や心理学の分野では、自由意志の問題を避けて、「行動」の語が多用されるが、社会学では「行動」と「行為」を区別して用いることが多い。
脚注
出典
- ^ a b 大塩俊介・小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)『行動科学』 - コトバンク
- ^ 柳沼一輝・三浦金作・土方吉雄・佐藤壮「アーケードのある街路の空間特性に関する研究 : その5. 滞留行動について(空間行動分析(1),都市計画) 」『学術講演梗概集. F-1, 都市計画, 建築経済・住宅問題』, 805-806, 2010 NII:110008112992
- ^ 松本直司, 船曵悦子「地下街における歩行者の停留・滞留行動と空間条件との関係」『日本建築学会計画系論文集』76(660), 321-326, 2011年 doi:10.3130/aija.76.321
関連項目
外部リンク
行動(Act)
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「意思決定」段階で採択された方針に基づいて、指揮官の意図・命令を踏まえて、実際の行動に移る。攻撃する場合には、実際の火力発揮が行なわれる。
※この「行動(Act)」の解説は、「OODAループ」の解説の一部です。
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行動
「行動」の例文・使い方・用例・文例
- 異常な行動
- 彼の言うことは行動と一致しない
- これが規則ですからそれに従って行動してください
- それで彼の行動の説明がつく
- 君は自分自身の行動について責任がある
- 先生は生徒にきちんと行動するように注意した
- 彼は家族の意志に背いて行動した
- ときには人は困惑から行動する
- 団体行動
- 我々に今必要なのは行動することであって話し合うことではない
- 一連の行動
- 行動にはもっと気をつけなさい
- ことばよりも行動のほうがものを言う
- 機敏に行動する
- 極端な行動を取る
- 彼は口先だけで行動が伴わない
- 利他的行動
- 彼の行動はよいと思えない
- 行動科学
- 行き当たりばったりの行動をとる
行動と同じ種類の言葉
品詞の分類
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