虫部とは? わかりやすく解説

虫部

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/04 16:19 UTC 版)

康熙字典 214 部首
虍部 虫部 血部
1 丿 2
3
广
4
5
6
7
8
9
10 11 鹿
12 13 14 15
16 17

虫部きぶは、漢字部首により分類したグループの一つ。 康熙字典214部首では142番目に置かれる(6画の25番目、申集の3番目)。

概要

「虫」字は「」の本字として毒蛇を意味し、その形を象ったものである。

なお「虫」の字音はキ(ク)であり、日本の常用漢字および中国の簡化字の「虫」は「蟲」(音はチウ、昆虫の意)字の略字である。

偏旁の意符としては蛇など爬虫類のみならず、這って進む動物全般、即ち昆虫類節足動物腔腸動物環形動物軟体動物両生類…などに関わることを示す。また、想像上の動物ではの眷属に「虫」が使われる。偏や脚の位置に置かれ、左右構造や上下構造を作る。

あまり多くないが異体字も数例存在し、上下や左右の構造が異なる同字(蟇と蟆、蟹と蠏など)、部分を変えた異体字(蠹と蠧など)、一部分を省略した字(蝨と虱、蠎と蟒など)、表外字の拡張新字体(蠅と蝿、蠣と蛎)などが存在する。

現在虫部に属する漢字の一部には、「螽」「蠢」のように下に「虫」が2つ並んだものもあり、これらは「䖵」を意符とする漢字で、『説文解字』では「䖵部」が立てられそこに属していた。

虫部はこのような意符を構成要素に持つ漢字を収録する。

部首の通称

  • 日本:むし・むしへん
  • 中国:虫字旁・虫字底
  • 韓国:벌레훼부(beolle hwe bu、ムシの虫部)・벌레충부(beolle chung bu、ムシの蟲部)
  • 英米:Radical insect

部首字

例字

画数 例字
0
3
4 蚓・蚣・・蚪
5 蚯・蛄・・蚰・蛉・
6 ・蛔・蛞・・蛛・
7 蜒・・蜈・蜍・・蛻・蜉・・蜊・(螂10)
8 蜴・蜷・蜻・蜥・蜘・・蜚・
9 ・蝸・蝌・蝴・2)・・蝠・・蝙・3)・蝓・蝣
10 5)・)・
11 ・蟋・螽・蟀・蟄・螳・蟒・・螻
12 蟯・9)・0)・蟠
13 ・蟾・蟷・9)
14 蠕・5)
15 蠢・8)
17
18 4)・蠹
19 蠻(6)

日本において虫偏の異体字は慣用的に使われているものが多く、表外漢字においても康熙字典体ではなく、慣用の字体を印刷標準字体としていることがある。ここでは康熙字典体に従って慣用字は括弧に入れている。

最大画数

𧖤𧖥𧖦


虫部

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 08:48 UTC 版)

天地創造デザイン部」の記事における「虫部」の解説

動物デザイン部別の部屋にある独立した部署溢れかえるほどの資料がある上に、青年集団多数いるせいで、とても狭く見えこじんまりとした部屋。 虫部の青年本名不明) 声 - 水島大宙 デザイン部と同じ社内にあるこじんまりとした部屋あらゆるデザイン研究を行う、みすぼらしいファッション髪型眼鏡掛けた青年集団で、女性はいない。デザイン部若いころ土屋助手をしていたが、神様からの「合体生物」というオーダー時期によって別の生物変化するという発想で「完全変態する昆虫」を生み出したのがきっかけで、独立した部署与えられた(土屋違い老けずに当時容姿変わっていない)。元々は一人であり、作業の手足りなくなった新し発想必要になる分身して全く容姿同一新し個体生み出すため、どんどん増えている。冥戸のデザインしたハリガネムシ下田天啓と共に共同作業採用されるデザイン試作する際、最初巨大作り、後からサイズ縮小する

※この「虫部」の解説は、「天地創造デザイン部」の解説の一部です。
「虫部」を含む「天地創造デザイン部」の記事については、「天地創造デザイン部」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「虫部」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

虫部

出典:『Wiktionary』 (2021/08/17 13:50 UTC 版)

名詞

  (ちゅうぶ)

  1. 部首」で分類した漢字一群

参照



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「虫部」の関連用語

虫部のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



虫部のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの虫部 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの天地創造デザイン部 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの虫部 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS     

iiq_pixel