第二新卒
別表記:第2新卒
第二新卒とは、第二新卒の意味
第二新卒とは、新卒で入社した後、およそ3年以内に転職する人のこと、あるいは転職を希望する人のことである。第二新卒の「新卒」は、その年に学校を卒業した人を指す言葉である。第二新卒は、主に転職求人業界で使われている言葉である。一般的には四年制大学を22歳で卒業した人を基準として、25歳までの転職者、転職希望者を指すことが多い。
大学院を卒業して3年以内に転職する人、あるいは転職を希望する人に対しては、年齢が25歳以上になってしまうため第二新卒と呼ばないことがある。
第二新卒のメリットは、すでに社員教育を受けているため、即戦力として採用できる点である。一方、デメリットは、またすぐに離職してしまうのではないかという不安が残る点である。
ちなみに、大学を卒業して、1回も正社員として就職したことのない人を既卒という。
だいに‐しんそつ【第二新卒】
第二新卒
第二新卒
・第二新卒とは、新卒入社1年目から3年目の25歳以下の若手社員で、退職を希望している者、あるいは、退職し就職先を探している者で、新卒者とほぼ同じ条件で採用される者のことある。
・雇用制度の変化に伴い労働者の意識も変化し、転職することに抵抗を持たない人材が増えた。厚生労働省の調査によると新卒入社の約3割が3年以内に退職(退職理由は「雇用のミスマッチ」参照)している。
・新卒ではないが、キャリアと呼べる実務経験もなく、これらの背景から、第二新卒という言葉が生まれたと言われている。
・第二新卒を採用する側のメリットして、新入社員研修等を受けているためビジネスマナー等が身についている、特定の企業文化の影響をまだ受けていない、個々の成長の可能性、ポテンシャルなどが挙げられる。
・一方、デメリットとしては、強い意志を持っていない人材は、またすぐに辞める可能性もあり、面接の段階で第二新卒の意思や志を見極めることが必要とさ一定レベルの難度がある。
・第二新卒側にとってのメリットとして、2007年以降の団塊世代の大量退職に伴う世代交代が進む中、企業が少子化による若年層労働者の減少を見据え優秀な若手の人材確保に本腰入れている背景もあり、キャリアチェンジを実現する機会が豊富な時期が存在する。従って、自分が本当にやりたい仕事に就ける、前職場より労働条件や待遇が良くなるなどの可能性も広がっている。
第二新卒
第二新卒
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/07 05:43 UTC 版)
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第二新卒(だいにしんそつ)とは、学校等を卒業して一旦就職したが、短期間(主に1年未満〜3年)のうちに転職を志す者のこと。「第二新卒者」とも称す。
希望者側の動機
一旦就職した者が第二新卒として再び就職活動をする動機は様々であるが、一般的には以下のようなものがある。
- 新卒採用において本命としていた企業が不採用、あるいは内定取り消しとなり、第二新卒として早期の転職を考えている。
- 「なんとなく」等の漠然とした目的で就職先を決定したが、しばらく働いている内に就職先と異なる特定の業界や企業に就職したいと考えるようになった。
- 新卒入社時に、そうとは知らずにブラック企業に入社してしまった。または、ブラック企業であることを事前に知っていたが、将来転職することを前提にやむを得ず入社した。
企業側の採用の動機
企業にとって第二新卒者は通常の中途採用者のように「研修不要の即戦力」となる事はあまり無いが、それでも第二新卒者を採用するメリットには以下のようなものがある。
- 以前の勤務先で新入社員研修等を受けているので、社会人として必要なビジネスマナー等を身に付けている。
- 通常の中途採用者に比べて若く、また特定の企業文化の影響を強く受けていない。
企業側の注視する点
志望者は「研修不要の即戦力」となる事はあまり無く、そのためCSRの一環として、また新卒早期離職者の代替要員として捉えられる。 基本的に選考の倍率は高く、志望者の多くは忍耐力の欠如等、精神的未成熟な人材である可能性が高いとして選考がなされる事が多い。 選考において、離職した理由を問われる事が多いのはそのためである。 よって、新卒と比較し、新卒入社の同年代と、同等あるいはそれ以上の能力(成長可能性)が高い事、加えて高いストレス耐性等、精神的な強さが注視される。
関連項目
「第二新卒」の例文・使い方・用例・文例
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