田政の紊乱
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/30 06:19 UTC 版)
田政の紊乱は、文禄・慶長の役の惨禍でもっとひどくなった[要出典]。戦乱で多くの土地が荒廃したところに、宮房田や屯田など免税地と、両班や土豪が操作した隠結(台帳に載らない土地)の増加は、国庫収入を激減させ、結果的に無力な農民の負担だけを過重にさせた。農民は土地1結(결)に田税4斗を出し、それに加え三手米2斗2升、大同米12斗、結作2斗を出さなければならず、その上さらに様々な名目の付加税と手数料を納めなければならなかった。それだけではなく、官吏たちは荒廃して使う事ができない土地にも税金を賦課し、はなはだしくは白紙徴税だと言って空地に税金を賦課する事もあった。
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