産出挙動
読み方: さんしゅつきょどう
【英】: production performance
【英】: production performance
産出挙動とは、油田・ガス田の生産の進展に伴い地上で観測される生産レート、水・油比、ガス・油比、坑口圧などの変化を指す。また、油層内の圧力、流体飽和率分布の変化などを指す油層挙動(reservoir performance)を含め広義に産出挙動ということもある。産出挙動に影響を与える要素としては、原始埋蔵量、貯留岩性状、油層流体性状、排油機構などがある。油田・ガス田の探鉱・開発段階では、これら要素の産出挙動に与える影響を予測し、可採埋蔵量の評価が行われる(油層評価)。そして、この結果に基づき最適生産レート、生産施設仕様などが決定される。最近ではコンピューターを用いた油層シミュレーションにより油層評価を行うのが一般的である。生産が開始されると、定期的に実際の産出挙動が観測され、生産開始前に予測した挙動との比較検討が行われる。この油層評価見直しにより、生産レートの調整、坑井改修の必要性の有無、ときには採収率増加のための二次採収適用の可否が検討される。 |
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