熱可塑性とは? わかりやすく解説

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ねつ‐かそせい【熱可塑性】

読み方:ねつかそせい

常温では変形しにくいが、加熱する軟化し成形しやすくなり、冷やすと再び固くなる性質プラスチック性質の一。


熱可塑性

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

熱可塑性

同義/類義語:熱可塑性樹脂
英訳・(英)同義/類義語:thrmal plasticity

主としてプラスチックが熱を加えられることによって変形できる性質
「生物学用語辞典」の他の用語
性質をあらわす:  構成性の  水溶性  溶原性  熱可塑性  熱硬化性  生物多様性  異所性

熱可塑性樹脂

(熱可塑性 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/25 22:59 UTC 版)

熱可塑性樹脂(ねつかそせいじゅし、: Thermoplastic resin)は加熱により軟化する高分子

概要

熱可塑性樹脂はガラス転移温度または融点に達すると軟化する。熱可塑性樹脂は機械加工に適さない場合が多々あるので射出成形真空成形等が一般的に適用される。熱硬化性樹脂よりも靭性に優れ、成形温度は高いが短時間で成形できるので生産性に優れ、加熱すれば再度成形できるのでリサイクルも比較的容易である。ただし加熱の度に物性は低下していく。その他にも、ホットメルト接着剤熱溶解積層法3Dプリンタなどに使用される[1][2]

通常、熱可塑性樹脂と言う単語は、硬度の高い「プラスチック」とほぼ同義で使われているが、厳密に言えば、「熱可塑性エラストマー」という硬度のより低い素材も、この単語の範囲に入れる。

熱可塑性樹脂の例

汎用プラスチック

日用品電気製品筐体ハウジング)、雨樋や窓のサッシなどの建築資材フィルムクッションなどの包装・梱包資材等、比較的大量に使われる。

エンジニアリング・プラスチック

家電製品に使われている歯車軸受光ディスクなどの記録媒体等、強度や耐久性を特に要求される部品に使用される。略してエンプラとも呼ばれる。

スーパーエンジニアリングプラスチック

特殊な目的に使用され、エンプラよりもさらに高い熱変形温度と長期使用出来る特性を持つ。略してスーパーエンプラとも呼ばれる。

出典

関連項目

参考文献

  • 藤田泰宏, 牛田善久. "熱可塑性樹脂." 高分子 34.5 (1985): 394-397.

外部リンク


熱可塑性

出典:『Wiktionary』 (2021/08/22 05:13 UTC 版)

名詞

可塑ねつかそせい

  1. 物体を加わえて高温にすると軟化および流動化し、冷める硬化する性質。特に、高分子材料におけるこのような性質を指す。

同位語

複合語

翻訳


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