桜川駅_(大阪府)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 桜川駅_(大阪府)の意味・解説 

桜川駅 (大阪府)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/19 01:29 UTC 版)

桜川駅
さくらがわ
Sakuragawa
汐見橋駅は阪神線の駅に隣接する
所在地 大阪府大阪市浪速区
所属事業者
乗換 汐見橋駅南海高野線 汐見橋線
テンプレートを表示

桜川駅(さくらがわえき)は、大阪府大阪市浪速区桜川にある大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)・阪神電気鉄道

利用可能な鉄道路線

歴史

年表

駅名の由来

大坂城下の幸町西成郡難波村との間を流れていた「桜川」に由来する。幸町が堀江新地33町のうちに数えられることから、桜川も堀江川と同時期の1698年元禄11年)頃の開削とされている。桜川は湊町の西で道頓堀川から分岐して木津川へと流れる堀川であったが、1914年大正3年)頃に大阪市電九条高津線の敷設に伴い埋立てられ、現在は千日前通の一部となっている。

駅構造

Osaka Metro

Osaka Metro 桜川駅
さくらがわ
Sakuragawa
S14 西長堀 (0.9 km)
(1.1 km) 難波 S16
所在地 大阪市浪速区桜川二丁目3-7
駅番号  S15 
所属事業者 大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro)
所属路線 千日前線
キロ程 3.8 km(野田阪神起点)
駅構造 地下駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
8,715人/日(降車客含まず)
-2023年-
乗降人員
-統計年度-
17,016人/日
-2023年-
開業年月日 1969年昭和44年)4月16日
テンプレートを表示

島式ホーム1面2線を有する地下駅。改札口は東西1か所ずつ設けられており、阪神なんば線とは地下通路で連絡。当駅の前後は阪神なんば線との並走区間となっており、鶴橋駅までの各駅に行く場合は千日前線の方が運賃面で優位に立っている。

当駅は難波管区駅に所属しており、同管区駅長が、当駅と西長堀駅を管轄する。

千日前線は汐見橋交差点直下で方角を変えるため、桜川駅は汐見橋交差点の東寄り、桜川2交差点と幸町1交差点の中間辺りに建設された。そのため、汐見橋交差点の南西角にある南海電気鉄道高野線汐見橋線汐見橋駅とはやや距離があるが[3]、南海線への乗り換えも可能である[4][5]

のりば

番線 路線 行先[6]
1 千日前線 なんば鶴橋南巽方面
2 野田阪神方面

阪神電気鉄道

阪神 桜川駅
左が阪神桜川駅1番出入口、右は南海汐見橋駅
さくらがわ
Sakuragawa
HS 41 大阪難波 (1.1 km)
(0.8 km) ドーム前 HS 43
所在地 大阪市浪速区桜川三丁目8-3
駅番号 HS42
所属事業者 阪神電気鉄道
西大阪高速鉄道
所属路線 阪神なんば線
キロ程 9.0 km(尼崎起点)
駅構造 地下駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年次-
2,913人/日(降車客含まず)
-2023年-
乗降人員
-統計年次-
5,738人/日
-2023年-
開業年月日 2009年平成21年)3月20日[1]
備考 駅西側に近鉄用の引き上げ線があり、両社の乗務員交代は当駅で行う。
テンプレートを表示

阪神桜川駅
配線図

大阪難波駅

1 2


ドーム前駅
出典:『鉄道ジャーナル』
2009年6月号より

島式ホーム1面2線を有する地下駅。ホーム有効長は21 m級の近鉄車両10両編成に対応している。駅舎のデザインテーマは「新たなゲート」。地下鉄の桜川駅とは4番通路から、南海汐見橋駅へは1番通路から連絡する。汐見橋交差点にある4か所の出入口には全てエレベーターが設置され、南海汐見橋駅に連絡する1番通路にはエスカレーターも設置されている。自動改札機は2枚一括処理に対応している。

ホームの壁は上下でデザインが異なる。1番線は灰色・銀色で、2番線は白色・ベージュ色が使用されている[7]

計画段階の仮称は「汐見橋駅」だったが、地下鉄との接続を重視して桜川の名を採用した[8]

阪神なんば線開通に伴い、大阪難波駅の西側にあった引き上げ線3線のうち両端の2線を阪神なんば線に転用したため、大阪難波駅構内の引き上げ線が1線のみとなったことから、奈良方面からの折り返しに支障が出ないよう、代替として当駅の西側に引き上げ線2線を設け、近鉄線内からの大阪難波駅終着の列車の一部が当駅まで回送され、西側の引き上げ線に入線して折り返しを行い、大阪難波駅まで再び回送される形が採られている。

こういった事情もあり、阪神なんば線の大阪難波駅 - 当駅間および当駅構内は保安装置を近鉄仕様とし、運行管理も近鉄のKOSMOSが行なうこととした(これにより、阪神直通非対応の近鉄一般車や近鉄特急車も当駅引き上げ線まで入線可能となっている)。このため、営業列車においても近鉄と阪神の乗務員交代は当駅で行われ、列車番号も当駅で変わり、大阪難波駅 - 当駅間は営業上は阪神、運行上は近鉄の扱いとなっている。これに伴い、タブレットによる車内放送も近鉄仕様となり、スマートフォン向けアプリの「阪神アプリ」ではこの区間のみ列車走行位置が表示されない。また当駅西方の分岐器付近にある架線にはデッドセクションも設置されている。列車によって(早朝・深夜が中心)は長時間停車もある。なお、当駅始発・終着の定期営業列車は設定されていないが、阪神・近鉄の何れかで輸送障害が発生した場合はこの限りではない。運転士用の停止位置目標は尼崎方面は近鉄仕様の物が、大阪難波方面は阪神仕様の物が設置されている。

発車メロディが使用されており、元町駅と同じく予告用のみが流れる。大阪難波方面はこのメロディとアナウンスのあとに近鉄の信号扱所による出発承認合図点灯とブザーが鳴る。ただし近鉄の回送列車の場合は、出発承認合図点灯とアナウンス・ブザーだけが鳴動する。

のりば

番線 路線 方向 行先
1 阪神なんば線 上り 大阪難波方面
2 下り 尼崎方面

利用状況

  • 阪神電気鉄道 - 2023年11月の1日平均乗降人員5,738人(乗車人員:2,913人、降車人員:2,825人)である。阪神電気鉄道の駅では石屋川駅に次いで第39位[9][注 1]
  • 大阪市高速電気軌道 - 2023年11月7日の1日乗降人員は17,016人(乗車人員:8,715人、降車人員:8,301人)である[メトロ 1]

各年度の1日乗車・乗降人員数は下表のとおり。

  • 阪神のデータは1日平均乗降・乗車人員である。
  • 大阪市高速電気軌道のデータは交通調査に基づく特定の1日の乗降・乗車人員である。
年次 大阪市高速電気軌道[注 2] 阪神電気鉄道 出典
調査日 乗降人員 乗車人員 乗降人員 乗車人員
1995年(平成07年) [注 3]2月15日 15,398 7,935

[大阪府 1]
1996年(平成08年) - [大阪府 2]
1997年(平成09年) - [大阪府 3]
1998年(平成10年) 11月10日 13,571 6,914 [大阪府 4]
1999年(平成11年) - [大阪府 5]
2000年(平成12年) - [大阪府 6]
2001年(平成13年) - [大阪府 7]
2002年(平成14年) - [大阪府 8]
2003年(平成15年) - [大阪府 9]
2004年(平成16年) - [大阪府 10]
2005年(平成17年) - [大阪府 11]
2006年(平成18年) - [大阪府 12]
2007年(平成19年) 11月13日 13,362 6,749 [大阪府 13]
2008年(平成20年) 11月11日 13,747 6,965 [大阪府 14]
2009年(平成21年) 11月10日 12,903 6,599 2,553 1,282 [大阪府 15]
2010年(平成22年) 11月09日 12,212 6,237 3,104 1,516 [大阪府 16]
2011年(平成23年) 11月08日 12,331 6,278 3,123 1,525 [大阪府 17]
2012年(平成24年) 11月13日 13,313 6,834 3,831 1,842 [大阪府 18]
2013年(平成25年) 11月19日 13,497 6,913 4,120 2,052 [大阪府 19]
2014年(平成26年) 11月11日 13,367 6,793 4,360 2,163 [大阪府 20]
2015年(平成27年) 11月17日 16,109 8,298 4,532 2,239 [大阪府 21]
2016年(平成28年) 11月08日 16,207 8,311 4,769 2,429 [大阪府 22]
2017年(平成29年) 11月14日 16,856 8,749 5,164 2,596 [大阪府 23]
2018年(平成30年) 11月13日 15,551 8,031 5,674 2,832 [大阪府 24]
2019年(令和元年) 11月12日 15,917 8,252 5,586 2,847 [大阪府 25]
2020年(令和02年) 11月10日 14,053 7,319 4,647 2,392 [大阪府 26]
2021年(令和03年) 11月16日 14,342 7,469 4,906 2,461 [大阪府 27]
2022年(令和04年) 11月15日 15,811 8,610 5,285 2,678 [大阪府 28]
2023年(令和05年) 11月07日 17,016 8,715 [メトロ 1]

駅周辺

バス路線

最寄停留所は地下鉄桜川および幸町一丁目となる。大阪シティバスが運行し、両方または片方のみに停車する。

両方に停車
地下鉄桜川のみ停車
幸町一丁目のみ停車

その他

  • 5号出入口の横にはかつて桜川バスターミナルがあり、廃止後は大阪市営バスの幸町操車場[注 4]として利用されていた。

隣の駅

大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro)
千日前線
西長堀駅 (S14) - 桜川駅 (S15) - なんば駅 (S16)
阪神電気鉄道
阪神なんば線
快速急行・準急・区間準急・普通
大阪難波駅 (HS 41) - 桜川駅 (HS 42) - ドーム前駅 (HS 43)
  • ( ) 内は駅番号を示す。

脚注

注釈

  1. ^ 「ハンドブック阪神2024」では桜川駅の順位は第40位となっているが、尼崎駅本線(第6位)・なんば線(第24位)を別集計としているため全体では第39位となる。また、順位には神戸高速線の駅を含まない。
  2. ^ 2017年度までは大阪市営地下鉄。
  3. ^ 1996年に行われた調査であるが、会計年度上は1995年度となる。
  4. ^ 港営業所東成営業所が操車を担当していた。

出典

利用状況

大阪府統計年鑑
大阪市高速電気軌道
  1. ^ a b 路線別駅別乗降人員(2023年11月7日 交通調査日)” (PDF). Osaka Metro. 2024年12月5日閲覧。

関連項目

外部リンク


「桜川駅 (大阪府)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「桜川駅_(大阪府)」の関連用語

桜川駅_(大阪府)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



桜川駅_(大阪府)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの桜川駅 (大阪府) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS