日立コンシューマエレクトロニクス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/18 14:41 UTC 版)
種類 | 株式会社 |
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略称 | 日立CE[1] HICE |
本社所在地 | 日本 〒244-0817 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 |
設立 | 2009年(平成21年)7月1日 |
法人番号 | 8010001126083 |
代表者 | 代表取締役社長:山田健勇 |
資本金 | 1000万円 |
純利益 | △1,300万円 (2024年3月期)[2] |
純資産 | △84億2,000万円 (2024年3月期)[2] |
総資産 | 1,500万円 (2024年3月期)[2] |
従業員数 | 約600名 (2012年(平成24年)12月31日現在) |
主要株主 | 日立グローバルライフソリューションズ 100% |
日立コンシューマエレクトロニクス株式会社(ひたちコンシューマエレクトロニクス、英: Hitachi Consumer Electronics Co., Ltd.)は、日立製作所のブランドの業務用液晶プロジェクターなどの開発・製造・販売を主に行っていた会社である。
概要
2009年(平成21年)3月16日に株式会社日立製作所は「業績改善に向けた事業構造改革について」[3]を発表し、オートモーティブグループとコンシューマ事業グループを日立製作所を分割会社とし新設会社を承継会社とする新設分割を行うことを発表[4]した。
2009年(平成21年)7月1日よりオートモーティブグループは日立オートモティブシステムズ(現在:日立Astemo)、コンシューマ事業グループは日立コンシューマエレクトロニクスとして発足し、2009年下期で製品損益黒字化、2010年度営業利益黒字化を目指していた[5]。
発足後は、省エネ支援サービス「エコポンパ」や放射線測定装置を事業化してきたが、2013年(平成25年)7月1日に主力の液晶プロジェクター事業(主に業務用)を日立マクセル(現在:マクセル)に移管。2014年(平成26年)4月1日には放射線測定装置事業を日立アロカメディカルに移管した。
主な製品・事業
- 省エネ支援サービス「エコポンパ」
- 省エネ支援システム「エコポンパ ホーム」
(以下は新製品の開発・発表はなくサポートのみとなる)
- 薄型テレビ事業:Woooを参照
- 携帯電話事業:NECカシオ モバイルコミュニケーションズ(現在:日本電気(NEC))[6]より供給を受けていた
- ビデオカメラ事業:Wooo#ビデオカメラを参照
- レコーダー事業:Wooo#DVDレコーダーを参照
- パソコン事業:Priusを参照
脚注
- ^ 略称の「日立CE」は以前、日立コンピュータエンジニアリング(現:日立情報通信エンジニアリング)で使用されていた。
- ^ a b c 日立コンシューマエレクトロニクス株式会社 第16期決算公告
- ^ 業績改善に向けた事業構造改革について 日立製作所ニュースリリース2009年3月16日
- ^ コンシューマ事業グループの新設分割に関するお知らせ 日立製作所ニュースリリース 2009年(平成21年)5月26日
- ^ 日立の新会社・日立コンシューマエレクトロニクスの渡邊社長が事業方針を説明 マイコミジャーナル 2009年(平成21年)7月2日
- ^ 2010年5月31日以前はカシオ日立モバイルコミュニケーションズ
日立コンシューマエレクトロニクス
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「auの主な携帯電話端末納入メーカー」の記事における「日立コンシューマエレクトロニクス」の解説
略称「H」(旧・箱色:エメラルドグリーン)製造番号の記号「HI」旧セルラー初期のTACS・PDC機におけるメーカー番号「4」 旧DDIセルラーには1989年のサービス開始当初から参入しており、第1号機はTACS方式の携帯電話「HP-401」であった。一方、旧IDOにはPDC方式から参入した。 世界初を含む最新の技術を投入したフラグシップ系音声用端末の制作(例 : H001、Mobile Hi-Vision CAM Wooo等)やEZ FeliCa対応(au初のEZ FeliCa端末となったW32Hを製造している)の高機能型音声用端末の製作(これは後述の東芝・シャープも同様)を行うことが多い。 2004年11月に発売されたau初のスライド式端末W22Hからは、カシオ製端末とほぼ同等の内部ソフトを採用し、また気配りスイッチの搭載が見送られる等独自性がやや薄れたが、ワンセグ放送対応のW41H・W43H/H II で「ワンセグケータイの日立」を強調した。 国内メーカーのほとんどが折りたたみ端末に移行する中でもストレート端末を製造し続けていたが、A5303H/H II(日立最後のCDMA 1X端末)から折りたたみ式に移行した。 着信メロディとして「日立の樹」(この木なんの木)が入っていたが、C3001H(日立最後のストレート端末)以降の機種では日立 世界・ふしぎ発見!の初代オープニングテーマに変更される。しかし、W41Hより再度「日立の樹」がプリセットされた。W62H以降は「白くまくん」のEZケータイアレンジコンテンツが入っていた。 日本語入力システムはATOK。なお、端末を供給していたのは唯一、同キャリア向けのみであった。 先述のシャープと同様に、ローエンド音声用端末の供給経験がない。C201H : 初のEZweb端末。 C309H : 世界初の16和音着信メロディ対応機。au初のカラー液晶採用機種でもある。 W11H : 初のCDMA 1X WIN対応機。後述する京セラ製端末W11Kの兄弟機にあたる。 W21H : 内部のソフトウェアがカシオ計算機製に変更となり、気くばりスイッチ(シーンに合わせて待ち受けや着信音などを最大3パターン切り替えができる)や気くばりセンサー(周囲の明るさに応じてバックライト調整・着信音鳴動中に暗い所から明るくなると音量が最小になる)が廃止された。 PENCK (W31H) : au design project端末。全面に丸みを帯びさせたオーバルスタイルが特徴の機種。発売後には、キー部のフォントについて無断使用が判明し、KDDIが作者に謝罪する事態となった(PENCK記事内で詳述)。 W32H : au初のEZ FeliCa・au ICカード対応機。 Woooケータイ W53H : ワンセグに特化した端末。2.8インチ有機ELを搭載。ちなみに世界最薄14.2mmの回転2軸端末。なおワンセグ受信用アンテナは端末本体に内蔵された。W52Hと比較すると、カメラ機能は大幅にスペックダウンしている。 Woooケータイ H001 : W62H以来の「2way open style」が採用され、携帯電話としては世界初の3D対応ワイドVGA・IPS液晶を搭載。また、EZ「着うたフルプラス」にも対応。 Mobile Hi-Vision CAM Wooo(HIY01) : 携帯電話としては日本初のハイビジョンムービーカメラを搭載し、「2way open style」を発展させた3Wayオープン機構を用いる。また、この端末以降より製造元は日立コンシューマエレクトロニクスとなる。 beskey(HIY02) :カシオ日立名義の日立機としては最後に開発された機種。3種類のテンキーパッドが付属する。
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