成海神社とは? わかりやすく解説

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成海神社

読み方:ナルミジンジャ(narumijinja)

教団 神社本庁

所在 愛知県名古屋市緑区

祭神 日本武尊 ほか

神社名辞典では1989年7月時点の情報を掲載しています。

成海神社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/01 09:45 UTC 版)

成海神社

拝殿(2015年平成27年)7月)
所在地 愛知県名古屋市緑区鳴海町乙子山85
位置 北緯35度5分12秒 東経136度57分12秒 / 北緯35.08667度 東経136.95333度 / 35.08667; 136.95333座標: 北緯35度5分12秒 東経136度57分12秒 / 北緯35.08667度 東経136.95333度 / 35.08667; 136.95333
主祭神 日本武尊
社格 式内社(小)・県社
創建 朱鳥元年(686年
本殿の様式 流造
例祭 10月10日
主な神事 御船流神事
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成海神社(なるみじんじゃ)は、愛知県名古屋市緑区鳴海町にある神社

概要

延喜式神名帳尾張国愛智郡成海神社にあたる(式内社)。「鳴海天神」、「東宮大明神」とも呼ばれていた。旧県社

祭神

主祭神
日本武尊
配祀
宮簀媛命
尾張国造乎止与命と真敷刀俾命の子で、日本武尊の后の一人。伊吹山に赴く日本武尊から草薙剣を預かり、後に熱田神宮を創祀した。
建稲種命
宮簀媛命の兄で、日本武尊の東征の際、副将軍として随従した。

由緒

創建は朱鳥元年(686年)、草薙神剣熱田に還座(草薙剣盗難事件)された時に、日本武尊の縁由により鎮座されたと云われる。熱田大神宮御鎮座次第本紀には、事件を契機に日本武尊東征の縁故の地に創祀した10の神社が記載されているという。

創建当初は今より南の地、扇川に面した天神山に鎮座していたが、応永元年、足利氏の武将安原宗範により根古屋城(鳴海城)が築かれ、当社は現在の乙子山に奉遷された。現在の城跡内(城跡公園の東)には境外社天神社が鎮座している。例祭では御旅所となる。

旧址天神山の南には天白川支流の扇川が流れており、往古は洲一帯に「鳴海潟」という浜があった。天神社には日本武尊が鳴海潟で詠まれたという御歌「奈留美良乎 美也礼皮止保志 比多加知尓 己乃由不志保尓 和多良牟加毛(鳴海浦を見やれば遠し火高地にこの夕潮に渡らへむかも)」を刻んだ石碑がある。その他、日本武尊は鳴海について4首の御歌を残されている。御歌にある「火高(大高)」とは尾張国造城館の所在地で、日本武尊の后である宮簀媛命が住んでいた。現在、同地には熱田神宮境外摂社氷上姉子神社がある。東征からの帰還の際には、日本武尊は鳴海潟から火高まで船で渡ったという。毎年10月10日(近年は同日に近い日曜日に開催)の例祭では、この神話に因み、御神霊を旧址に渡御し、木片一片を御船として扇川に流す御船流神事を行う。

主な年中行事

  • 2月節分の日:節分祭
  • 7月中旬:夏祭茅ノ輪神事
  • 10月第2日曜:鳴海祭
  • 10月第2日曜:例祭、御船流神事

境内外末社

  • 神明社
  • 熊野日向社
  • 宝田社
  • 白山社
  • 山神社
  • 道祖祓島社
  • 御井社
  • 日割金刀比羅社
  • 今宮社
  • 氷上社・源大夫社合殿
  • 八幡社
  • 八劔社
  • 住吉社
  • 多賀社
  • 愛宕社
  • 風神社
  • 北野社
  • 子安社
  • 境外社:天神社
  • 東宮稲荷社
  • だるま塚

社宝

など

ギャラリー

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交通

参考文献

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