急流とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 言葉 > 状態 > 流れ > 急流の意味・解説 

きゅう‐りゅう〔キフリウ〕【急流】

読み方:きゅうりゅう

水勢速い流れ


リヴィエ:急流

英語表記/番号出版情報
リヴィエ:急流Torrents出版年1960年  初版出版地/出版社: Éditions musicales transatlantiques 

急流

作者筒井康隆

収載図書最後の喫煙者自選ドタバタ傑作集 1
出版社新潮社
刊行年月2002.11
シリーズ名新潮文庫


急流

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 09:23 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
ナイアガラの滝の下流の乱流

急流(きゅうりゅう)、あるいは早瀬(はやせ)は、比較的急な傾斜になっていて水の速度が速く、乱流になっているようなの区間である。

なお、早瀬は流れの速い海流の形容と、その現象が生じる狭い海峡の一般的な呼称としても用いられる。

概要

穏やかな流れとの間など、河床がより下流の河床に比べて水の浸食に強い場合に発生する、水文学的な現象である。

川が浅くなり、水面上に露出した岩が存在することを特徴としている。流れている水が岩の周りに飛び散ることから、気泡が水に含まれて水の表面の一部が白く濁る。固い岩盤を流れる若い河川は、その大半の区間で急流になることがある。山間部を流れる上流域は渓流と呼ばれ、往々に急流である。

国際河川難易度スケール英語版でIからVIまで分類されており、Iに近いほど穏やかな流れで、VIになるほど滝に近くなる。クラス5はさらに5.1から5.9に分類されることがある。

日本における急流

ヨーロッパ諸国と比べ、日本の川の特徴は急流とされる[1]。例えば、イギリスの日本研究家バジル・ホール・チェンバレンの『日本事物誌』には、「国土が狭小なために、大抵の日本の河川は、川(リブァー)というより、むしろ急流(トレンツ)である」と記述され、河川技術者として日本に招かれたオランダ人の土木技師ヨハニス・デ・レーケも、明治24年(1891年)7月の大洪水後の常願寺川を見て「これは川ではない、滝だ」と表現したと伝えられる[1]

以上のように、日本へ調査に来た外国人は一様にその河川の急流具合に興味を示したが、2020年には実際にこの発言をしたのはデ・レーケではなくローウェンホルスト・ムルデルであり、対象の川は常願寺川ではなく早月川であったと、富山県会議事録の調査で結論付けられている[2]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b 貝塚爽平 『日本の地形 -特質と由来-』 岩波新書 1977年 p.143
  2. ^ 「川ではない。滝だ」実は別人 明治の技師デ・レイケ発言 論争決着か”. 北日本新聞 (2020年8月16日). 2020年11月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年9月12日閲覧。

参考文献

  • Mason, Bill. Path of the Paddle, 1984, Northword Press, Minoqua, WI.

関連項目


「急流」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



急流と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「急流」の関連用語

1
湍流 デジタル大辞泉
100% |||||



4
奔湍 デジタル大辞泉
78% |||||




急流のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



急流のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
社団法人全日本ピアノ指導者協会社団法人全日本ピアノ指導者協会
Copyright 1996-2025 PianoTeachers' National Association of Japan
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの急流 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS