宮司とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 労働 > 職業 > 神官 > 宮司の意味・解説 

ぐう‐じ【宮司】

読み方:ぐうじ

神社仕え祭祀(さいし)・造営庶務などをつかさどる者の長。

戦前神官神職職階の一。明治4年(1871)の神官職規則では、神宮および官・国幣社だけに用いられ職名


みや‐づかさ【宮司】

読み方:みやづかさ

《「みやつかさ」とも》

中宮職(ちゅうぐうしき)・東宮坊(とうぐうぼう)のこと。また、そこの職員

神官。ぐうじ。


宮司

読み方:グウジ(guuji)

神社の長である神官


宮司

読み方:ミヤズカサ(miyazukasa)

中宮職春宮坊職員


宮司(ぐうじ)

神社代表し事務総理する祭祀責任者。代表役員は宮司をもってこれに充てる

宮司

読み方:ぐうじ

一般神社では神社代表する最高の職のことです。神社造営からお祭り祈祷まで広く従事してます。一般にいわれる神主とほぼ同様の意味ですが、現在では正式に神主という役職はなく、こちらが正しい名称です。

宮司

読み方:ミヤジ(miyaji)

所在 福岡県福津市


宮司

読み方:ミヤジ(miyaji)

所在 大分県杵築市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

宮司

読み方
宮司ぐうじ
宮司みやし
宮司みやじ
宮司みやつかさ

宮司

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/25 02:15 UTC 版)

宮司(ぐうじ、みやづかさ)とは、神職巫女をまとめる神社(おさ)である神職の職階(職名・職称)である。

日下部金兵衛撮影、宮司(1902年頃)

解説

古くは、宮は皇族の住まいを指し、宮司は春宮・中宮などの宮につかえる官のことを指した。後に神社の造営や徴税を行う者のことになり、さらに祭祀を行う神職者のことを指すようになった。

元々は神主(かんぬし)が神社の長の職名であったが、平安時代より宮司の名が使用された。のちに伊勢熱田鹿島宇佐阿蘇香椎宗像気比などの一部の大社には大宮司(だいぐうじ)と少宮司(しょうぐうじ)が置かれた。

近代社格制度下では、宮司は官国幣社の長のことを指し、府県社および郷社の長は「社司(しゃし)」、村社以下神社の長は「社掌(しゃしょう)」と呼ばれた。明治4年(1871年)から同10年までは、伊勢神宮および官幣大社国幣大社には大宮司と少宮司が置かれたが、その後伊勢神宮のみとなり、現在でも伊勢神宮の最高位祭主に次ぐ役として、大宮司と少宮司が置かれている。また、熱田神宮出雲大社橿原神宮明治神宮に限り、宮司の下に権宮司(ごんぐうじ)が置かれた。

第二次大戦後、近代社格制度が廃止されると広く神社の長を指すようになった。権宮司に関しても、別表神社であれば神社本庁統理の任に基づいて置くことができる。また、出雲大社では宮司と権宮司の間に教統が置かれる。

戦後の宮司

宮司は神社の祭祀の責任者であり、神社の社務や神職・職員の管理者でもある。

神社本庁の庁規では、宮司は宗教法人としての神社の代表役員であり、原則として宮司以外の者が代表役員になることはできない。そのため、一つの神社には必ず一人の宮司を置かなければならないとしている。

神社本庁の包括に属する神社(勅裁を得て任免するとされる伊勢神宮の大宮司を除く)の宮司は、神社本庁の統理が任免する。別表神社の宮司は明階以上、それ以外の神社の宮司は権正階以上の階位を有していなければ任命されない。

一般神社では職員が宮司一人だけという小規模な神社も多く、複数の神社の宮司を一人で多数兼務する神職も少なくない[1]。この場合、宮司が普段常駐している神社のことを「本務神社」(本務社)、それ以外の神社のことを「兼務神社」(兼務社)という。そのため、職階別で見ると、最も人数が多いのは最下位の権禰宜ではなく最上位の宮司である。

何らかの事情により宮司を設けることができない場合(後継者のいない宮司が死去するなど)は、後任の宮司が就任するまで臨時に宮司代務者が設けられる。多くは、その神社を管轄する神社庁の役員又は参事などが任命される。

長年神職を務め、神道への功績の顕著な者が神職を引退した場合、後任宮司からの推薦に基づいて名誉宮司の称号が与えられる。名誉宮司の称号が授与された者は、名誉神職として神社本庁規程で定めるところにより、その神社の祭祀に引退時の身分の服装で参列することができ、その神社の宮司の諮問に応じることができるなど、その神社について終身待遇が受けられる。

上記はあくまでも神社本庁と包括関係をもつ神社における規程であり、単立神社はそれぞれの基準に則って宮司を配している。

脚注

  1. ^ "跡目争い"が起きるほど神社が儲かるワケ”. ライブドア. 2018年8月25日閲覧。

関連項目


宮司

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/06 23:01 UTC 版)

泉殿宮」の記事における「宮司」の解説

藤原南家末流宮脇家が当宮の社家として代々宮司を務めている。ただし、天保8年1837年)に起こった大塩平八郎の乱際し当時の宮司・宮脇志摩大塩平八郎叔父であったことから乱の首謀者一人疑われ志摩自害し男児ことごとく遠島処せられ、家門闕所となるなどの憂き目遭っている。約30年後の明治維新当たって名誉回復がなされ、宮脇家が再び当宮の宮司となった

※この「宮司」の解説は、「泉殿宮」の解説の一部です。
「宮司」を含む「泉殿宮」の記事については、「泉殿宮」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「宮司」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「宮司」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



宮司と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「宮司」の関連用語



3
100% |||||

4
100% |||||

5
100% |||||


7
100% |||||

8
100% |||||

9
100% |||||

10
100% |||||

検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



宮司のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
岡山県神社庁岡山県神社庁
since 2025 (C)Okayamaken Jinjacho
住吉大社住吉大社
Copyright (C) 2025 sumiyoshitaisha. All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
EDRDGEDRDG
This page uses the JMnedict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの宮司 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの泉殿宮 (改訂履歴)、網野神社 (改訂履歴)、深海魚のアンコさん (改訂履歴)、しあわせの宮 (改訂履歴)、戦姫絶唱シンフォギアXD UNLIMITED (改訂履歴)、靖国神社 (改訂履歴)、和気神社 (改訂履歴)、鴻八幡宮 (改訂履歴)、道明寺天満宮 (改訂履歴)、扇森稲荷神社 (福岡県) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS