宗教都市
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/25 21:53 UTC 版)
宗教都市(しゅうきょうとし)とは特定の宗教の総本山、あるいは聖地に形成された集落や寺院・教会の寺内町・門前町である。したがって周囲に集落が形成されていない場合は宗教都市とは言わない(聖域など)。
宗教都市の例
日本国内
- 日光市 - 日光二荒山神社
- 宇都宮市 - 宇都宮二荒山神社
- 諏訪市 - 諏訪大社[注釈 1]
- 京都市 - 日本の「古都」であり別表神社をはじめとして旧社格の高い神社が多い。
- 伊勢市 - 伊勢神宮
- 奈良市 - 春日大社
- 天理市 - 石上神宮
- 桜井市 - 大神神社
- 橿原市 - 橿原神宮
- 出雲市 - 出雲大社
- 宇佐市 - 宇佐神宮
- 平泉町 - 仏国土(浄土教)
- 長野市 - 善光寺(無宗派。ただし実態としては天台宗と浄土宗)
- 永平寺町 - 永平寺
- 京都市 - 日本仏教の特定の一宗派に限らず、各宗派の総本山・大本山・本山等伝統を有する寺院が多々有る。
- 奈良市 - 華厳宗総本山東大寺、法相宗総本山薬師寺・興福寺、律宗総本山唐招提寺、真言律宗総本山西大寺、光明宗総本山法華寺、霊山寺真言宗大本山霊山寺、菩提山真言宗大本山正暦寺
- 吉野町 - 修験道
- 高野町 - 真言宗総本山金剛峯寺
- 善通寺市 - 善通寺
- 五條市 - 辯天宗本部
日本国外
- エルサレム(ユダヤ教 / キリスト教 / イスラム教) ⇒ エルサレム#宗教とエルサレム
- ヘブロン(ユダヤ教 / キリスト教 / イスラム教) - アブラハムの霊廟
- コルドバ(イスラム教 → キリスト教) - メスキータ他
- ベツレヘム - イエス・キリスト生誕地
- バチカン - ローマ教皇庁
- アッシジ - サン・フランチェスコ教会
- サンパウロ - インディオに対する宣教村
- カッパドキア - キリスト教徒の隠里
- ルルド - 聖母マリアの出現地
- カンタベリー - イングランド国教会の総本山
- カラバカ・デ・ラ・クルス
- サンティアゴ・デ・コンポステーラ - 巡礼路の終着地
- ロドスおよびバレッタ - 聖ヨハネ騎士団の本拠地
- シロ - エルサレムが建設される以前のユダヤ教の中心地
- ルンビニ - ブッダの生誕地のマヤ・デヴィ寺院
- ブッダガヤ - 大菩提寺
- サールナート - ダメーク寺院
- クシナガラ - パリニッバーナ寺院
- アヌラーダプラ - マハーヴィハーラ寺院
- ラサ - チベット仏教総本山ポタラ宮
- ワーラーナシー - シヴァ神により築かれたとされる都市
- アヨーディヤー - ラーマ神の生誕地
- マトゥラー - クリシュナの生誕地
- カーンチプラム - エーカンバラナータ寺院
- イラーハーバード - 世界最大の宗教的祭典(クンブ・メーラ)の地の一つ
- ハリドワール - 沐浴の聖地
- ナーシク
- ウジャイン
- プリー - ジャガンナート寺院
- 古代の宗教都市
- バビロン - マルドゥック等の多神教
- アビドス - オシリス信仰
- テーベ - アメン信仰
- ブバスティス - バステト信仰
- テノチティトラン - アステカ神話の太陽神の神託によって建設された都市(現メキシコシティ)
- テオティワカン - 古代メキシコ
- クスコ - インカ帝国
- ティワナク - ティワナク文化の宗教的・政治的中心地
脚注
注釈
出典
- ^ 厳密には宗教ではなく、哲学の一種。
関連項目
宗教都市
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 02:15 UTC 版)
バイユーは4世紀以来司教区の所在地であり(1801年にリジュー司教区と合併し、バイユー=リジュー司教区となった)、ノルマンディー公領から1749年まで子爵領であった。 17世紀は、ネスモン司教の推進力のもとで宗教施設が発展した時代だった。バイユーは当時、神学校、病院、ベネディクト会修道院、ウルスラ会修道院、ノートルダム・シャリテ会修道院、12を超える邸宅が建設される大きな計画の中にあった。バイユーは、カルヴァン派信徒とカトリック教徒の間の衝突が凝縮されたといわねばならない。新教徒の反乱軍は1562年に町の主人となり、宗教遺産の大部分(像やステンドグラスなど)を破壊した。トリエント公会議の後、バイユーは対抗改革の中心となり、1615年から1650年にかけて、フランソワ・ド・ネスモンが司教職にある間反改革の枠組みの中、5か所の宗教施設が設置された。町の住民の10人中1人が宗教家だった。この時代は、今日タペストリーを所蔵するネスモン邸や病院のように、17世紀の特徴的な建築物を多く残している。この時代はまた、初のレース製造工場が設置された時でもあった。繊維製品の成長は、町の産業的要素を強めた。 18世紀初頭になって初めて、町は城壁の大規模な破壊、堀の埋め立て、当時の贅を物語る邸宅の建設などにより、大きな変化を遂げた。1770年代は、2つの重要な政治事件によって特徴づけられる。バイユーにノルマンディー行政裁判所が設置されたこと、アメリカ独立戦争の一環として、ヴォシュー基地と呼ばれた軍事演習場が設けられたことである。しばらくの間、町は王国最高の司法および軍事当局を擁していた。
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