地方法院とは? わかりやすく解説

地方法院

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/10 08:51 UTC 版)

地方法院(ちほうほういん)

概要

朝鮮

朝鮮では民事、刑事で、第一審裁判が行われるほか、非訟事件に関する事務が取り扱われた。裁判は判事単独で行われるが訴訟物の価額が1000円を超える民事事件死刑、無期、または短期1年以上の懲役もしくは禁錮に該当する犯罪事件、人事訴訟事件などは3人の判事で組織された部で合議される(朝鮮総督府裁判所令3条、4条)。

台湾

台湾では地方法院に単独部と合議部とが置かれ、前者は高等法院の上告部の特別権限および合議部の権限に属する事件を除く民事、刑事事件の第一審裁判および非訟事件が扱われ、後者は高等法院上告部の特別権限および単独部の管轄に属する事件を除く民事、刑事事件の第一審裁判および単独部の裁判に対する控訴抗告に対する第二審としての裁判が行われた(台湾総督府法院条例2、3)。

関東州

関東州では民事、刑事の第一審裁判および登記事務を除く非訟事件が扱われ、組織は単独または合議とされた(関東州裁判令5、9)。

南洋群島

南洋群島では民事の第一審の裁判が行われかつ非訟事件が取り扱われ、判事単独で審理裁判された(南洋群島裁判令3、7)。

関連項目


地方法院

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/23 13:36 UTC 版)

韓国法」の記事における「地方法院」の解説

日本では地方裁判所にあたる18か所の地方法院は、ほとんどの民事及び刑事事件についての第一審裁判権有する。これに加えて、地方法院控訴合議部が、地方法院又は市郡法院単独判事裁判をした事件について控訴裁判権行使することがある。ほとんどの事件において、単独判事事件審理し判決を下すが、特に重要な又は深刻な事件は、3人の判事による合議体事件審理し裁判下すことがある控訴合議部も、3人の地方法院判事構成される

※この「地方法院」の解説は、「韓国法」の解説の一部です。
「地方法院」を含む「韓国法」の記事については、「韓国法」の概要を参照ください。

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