国鉄シキ310形貨車とは? わかりやすく解説

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国鉄シキ310形貨車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/15 21:56 UTC 版)

国鉄シキ310形貨車
基本情報
車種 大物車
運用者 日本国有鉄道
所有者 三菱造船三菱重工業日本通運
製造所 三菱重工業
製造年 1961年(昭和36年)
製造数 1両
消滅 1987年(昭和62年)
常備駅 下祇園駅沼津駅西浜信号場
主要諸元
車体色 +黄1号
軌間 1,067 mm
全長 26,000 mm
全幅 2,700 mm
全高 3,265 mm
荷重 80 t
自重 49.6 t
換算両数 積車 11.0
換算両数 空車 5.0
台車 2-3軸複式ボギー台車
最高速度 65 km/h
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国鉄シキ310形貨車(こくてつシキ310がたかしゃ)は、1961年(昭和36年)4月4日に三菱重工業にて1両のみ製作された80 トン積み低床式大物車である。車籍は日本国有鉄道であった。

低床式の梁は、溶接構造で組み立てられている。全長は26,000 mm、低床部の長さは5,500 mm、低床部のレール面上高さは780 mmである。荷受梁は枕枠の上部側でも心皿より外側まで伸ばされており、柵を立てて長尺ものの貨物を輸送できるようになっている。台車は、二軸台車を車端側に、三軸台車を車体中央側に備えた合計4台車10軸の構成である。空気ブレーキはKD254形であった。

シキ310は三菱造船所有の私有貨車で、1964年(昭和39年)の合併で三菱重工業となった。常備駅は下祇園駅であった。1975年(昭和50年)7月28日に日本通運に売却されて沼津駅へ移動し、さらに1977年(昭和52年)3月に西浜信号場へ移動した。1987年(昭和62年)1月12日に廃車となった。

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