国師号とは? わかりやすく解説

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こくし‐ごう〔‐ガウ〕【国師号】

読み方:こくしごう

国師称号


国師

(国師号 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/19 01:06 UTC 版)

国師(こくし、くす)は、高僧に対して皇帝朝廷)から贈られる諡号の1つであり、特に皇帝の師への尊称である。

僧侶に贈られる諡号としては、他にも大師号、禅師号などがある。

中国では、北宋初の賛寧による『大宋僧史略』巻中「国師」によれば、北斉の法常に国師号が贈られたのが最初であるとする。また、の頃には、天台智顗を国師と号していた。代に入ると、禅宗北宗六祖の神秀を国師とした。憲宗元和年間には、知玄を悟達国師とした、という例を挙げている。

また日本では奈良時代に1国(地方行政単位)ずつに国師を置き、それぞれの国の仏教行政を統括させた。

インド・西域の国師号

中国の国師号

朝鮮の国師号

  • 大聖和静国師 - 元曉(617 - 686薛聡の父、通仏教を提唱して新羅の仏教思想を融合させた。
  • 景徳国師 - 爛圓(? - ?)大覚国師の師匠。
  • 大覚国師 - 義天1055- 1101天台宗の開祖、文宗と仁睿王后の四男、、華厳、禅を兼修。国清寺開山。
  • 佛日普照国師 - 知訥1158 - 1210曹渓宗の開祖、定慧社開山。
  • 普覚国師 - 一然1206 - 1289三国遺事の著者、麟角寺開山。
  • 真覚国師 - 慧諶(1178 - 1234)佛日普照国師の後継者。
  • 圓證国師 - 普愚(1301 - 1382臨済宗の開祖、禅教一体論を主張して仏教と儒教を融合させようと思った。太古寺開山。

日本の国師号

浄土宗

浄土宗西山派

臨済宗

曹洞宗

黄檗宗

華厳宗

脚注




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