嗅脳とは? わかりやすく解説

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きゅう‐のう〔キウナウ〕【嗅脳】

読み方:きゅうのう

大脳底部嗅覚関与する領域嗅神経入ってくる部分にある。旧皮質属し両生爬虫(はちゅう)類では広く占めるが、人間では退化して小さい。


嗅脳

英訳・(英)同義/類義語:rhinencephalon, smell brain

大脳嗅覚関わる領野

大脳辺縁系

同義/類義語:辺縁系, 嗅脳
英訳・(英)同義/類義語:limbic system

大脳皮質下部領域系統発生的に古く生存生殖情動などに関与する考えられている部分認知など関わるとされる新皮質の下にある。
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嗅脳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/30 07:57 UTC 版)

概略図

嗅脳(きゅうのう)は、大脳半球の底の部分から側頭葉にかけて存在し、嗅覚に関係する領域である。嗅球、嗅索、嗅三角などからなる前部と、前有孔質と終板傍回からなる後部にわけられる。古皮質に属し、下等な動物や爬虫類両生類ではよく発達し広く占める。鳥類哺乳類では他の皮質に被われている。ヒトでは著しく退化している。

広義の嗅脳は大脳辺縁系の大部分を含み、嗅覚に限らず、本能情動行動にも関係している。鼻腔の嗅部粘膜の嗅細胞の神経突起である嗅神経は、篩骨の篩板を通って嗅球に入る。ここの神経から発した線維は、嗅索、嗅三角を経て大脳皮質の嗅覚領に達する。

関連項目

脚注

外部リンク


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