古鷹型との相違点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/28 07:40 UTC 版)
本級は基本設計が古鷹型と同じ物を使用しているために、似通った部分が多いが性能向上の為の改設計によって多少の相違が見られる。最大の相違点は古鷹型が20cm単装砲6基だったのに対して機力装填の20cm連装砲3基に改正されている事である。これにより、弾薬装填の遅さの問題は改善され、結果的に攻撃力の強化に繋がった。ただしその一方で、古鷹型より主砲散布界が広くなるという問題も生じた。これは連装砲から発射された2発の砲弾の相互干渉によるものと判明し、発射のタイミングを0.3秒ほどずらす対策がなされた。この機構はその後の日本海軍の連装以上の砲塔を持つ艦に採用されている。また古鷹型も後に連装砲塔に換装している。 さらに、竣工時から水上機用のカタパルトを装備し索敵能力の強化も図られている。
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