倒産後の社員
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 09:00 UTC 版)
「大黒屋 (いわき市)」の記事における「倒産後の社員」の解説
労働組合には、閉店前日の5月20日に倒産することが会社から告げられた。閉店当日の21日に組合員に大黒屋が倒産することを周知すると泣き崩れる社員もいたという。組合では20日に急遽、執行委員会を開いた。そのなかで、立て篭もって争うより倒産した事実を認めたうえで、労働債権(退職金)と再就職の確保を全力で取り組むことを決定した。その後、2002年2月には労働債権が全額下りている。再就職あっせんも順調に進んだが、50歳以上の社員はなかなか決まらないという厳しさもあった。労組委員長は地域の講演会で講演し、倒産後の労働債権確保や再就職支援活動から「人とのつながり、それに勝る財産はない」と感想を語り、「大好きでした、大黒屋さん」と結んでいる。対して労組書記長は同じ講演会で、倒産とその後の活動は「決してしなくてもいい経験でもあった」という感想を残している。
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