乾燥式生ごみ処理機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/12 08:58 UTC 版)
処理原理 ヒーターなどの熱源や温風で、生ごみの水分を蒸発させて乾燥、攪拌、破砕して減量、衛生化を行う。 要求される機能 乾燥機能 ‐ 乾燥式の主な機能は温風送気による乾燥機能である。この乾燥機能によって、生ごみを減量し扱いやすくする。処理中は開けることができない。 攪拌・破砕機能 ‐ 攪拌し通気性をあげ、温風で効率よく乾燥を行う。また、乾燥後は生ごみを破砕して減容化する。 脱臭機能 ‐ 乾燥型は主に屋内型が多いため、特に脱臭機能は要求される。主に白金触媒による脱臭方法が多い。 メリット 室内に設置できる ‐ チップなどを要しないため比較的コンパクトであり、匂いも少ないので、室内に設置ができる。 手間が少ない ‐ 機械的に蒸発を行うため、バイオ式のように微生物の生育環境を整えなくてもよい。 短時間でできる ‐ バイオ式のように時間をかけなくともよい。 使えない地域がない ‐ 寒冷地でも使用できる。バイオ式は屋外設置が多く、また温度を要求するため設置できない地域がある。 デメリット 電気代が高くつく(現実には、メーカーが宣伝している時間で乾燥が終わることは、まずない) 依然としてごみであり続ける - 乾燥処理後の生ごみは原則として燃えるゴミに出すことになる。堆肥の原料にできると謳うものもあるが、バイオ式やコンポスターに代わるものではないため堆肥化するには一次発酵から行う必要がある。
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