中讃とは? わかりやすく解説

ちゅう‐さん【中讃】

読み方:ちゅうさん

讃岐中部の意》香川県中部地域の称。丸亀市坂出市善通寺市などからなる。→東讃西讃


中讃

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/15 16:24 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
  中讃
  その他の香川県

中讃(ちゅうさん)は、香川県讃岐)の中部地域である。

最もよく使われる範囲は、善通寺市丸亀市坂出市仲多度郡綾歌郡である。

全県の分割

同様の地域名に西讃東讃がある。中讃を置く場合は、全県は西讃・中讃・東讃に3分するか[1]、あるいは東讃から高松市小豆島を分離し(名称、直島町の扱いは各種ある)5分する[2][3][4]

全県を西讃と東讃に2分する場合は、中讃は西讃に含められる。

歴史

伝統的に、讃岐は西讃(丸亀藩)と東讃(高松藩)に2分されて、中讃という区分はなかった。

公式に「中讃」という語が最初に現れたのは、1969年の「新全国総合開発計画」で、香川県を6圏に分け、その1つが「中讃地区広域市町圏」となった[1]。この広域圏は、丸亀市・善通寺市・仲多度郡・綾歌郡のうち2町(飯山町綾歌町、現在は丸亀市の一部)からなる。ただし、坂出市と綾歌郡宇多津町は坂出広域圏、綾歌郡綾南町綾上町(現 綾川町)は高松広域圏の一部だった。

瀬戸大橋のルートが児島坂出間に決定した1970年代前半から、瀬戸大橋の上陸地域の名として使われだした[1]

そののち、現在の中讃(坂出市・丸亀市・善通寺市・綾歌郡・仲多度郡・高松市)とほぼ同じになった。ただし、平成の大合併以前は綾歌郡国分寺町(現 高松市国分寺町)を含む[1]

構成自治体

中讃の自治体一覧[5][6]

地図
の色
郡市 市町村 面積(km2) 人口(人) 人口密度
(人/km2)
備考
丸亀市 111.79km2 109,429人 979人/km2
坂出市 92.49km2 49,891人 539人/km2
善通寺市 39.93km2 31,163人 780人/km2
綾歌郡 宇多津町 8.10km2 18,760人 2,316人/km2
綾川町 109.75km2 22,439人 204人/km2
仲多度郡 多度津町 24.39km2 21,773人 893人/km2
琴平町 8.47km2 8,234人 972人/km2
まんのう町 194.45km2 17,051人 87.7人/km2
中讃 589.37km2 278,740人 473人/km2

その他の中讃

  • 狭義には、通常の中讃のうち、坂出市・綾歌郡を含まない[7][1]
  • 水産分野での海域の区分けでは、備讃瀬戸を中讃とする[1]。陸地ではおよそ、通常の中讃に加え、西は三豊市の北岸地域、東は高松市を含む。

出典

  1. ^ a b c d e f “中讃”, 角川地名辞典 37 香川県 
  2. ^ 観光スポット | 香川県公式観光サイト-うどん県旅ネット- - 香川県観光協会
  3. ^ 香川県内アートの夢先案内 夢巡り読本 - 香川県観光協会
  4. ^ 讃岐うどん遍路 - 四国新聞社
  5. ^ 香川県『香川県人口移動調査報告』(推計人口、2021年11月1日現在:データ解説参照
  6. ^ 国土地理院『全国都道府県市区町村別面積調』(データ解説参照
  7. ^ 中讃広域行政事務組合

関連項目



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「中讃」の関連用語

中讃のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



中讃のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの中讃 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS