ロナルディア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/05 07:08 UTC 版)
オンブルワ・ゼ・フォレスト ロナルディア海軍、最年少の艦長。カノン砲を搭載した最新鋭の巡洋艦を与えられ、影船八番艦を追跡していた。手堅い操艦をする、厳格な武人。ファン達には俊英艦長として警戒されている。が、ファン達に負けた後、10人程度の小船で首都港湾の哨戒任務という閑職に追いやられる。後にロナルディアに新設された第四艦隊の艦隊司令に任命されたが、肌の色の違いやファンによる流言などで上層部には疎まれており、艦隊の中身は一隻と半隻(建造中)のみで、しかも残りは旧式艦を改修して廻す予定など差別的待遇を受け続ける。それでもその地位を最大限利用し、主力艦隊壊滅による海相の全権委任で船の改装や戦力強化に勤しむ。帝都近海決戦に於いてはガッツオより譲り受けたカノンを使い、海の一族に大打撃を与えるもファンの策にかかり敗北した。 カザル・シェイ・ロンによる平定の後、ファン・ガンマ・ビゼンの願いにより、ロナルディア海軍のナルド海司令官となり、海の一族に代わってその海を治めた。 ディアブラス フォレストの部下の海兵隊隊長。大剣を軽々扱い、ファンを吹き飛ばしトゥバンと鍔迫り合いが出来るほどの剛力の持ち主。またニホントウの斬撃を大幅に質の劣る剣でありながら、技術でカバーしつつ切り結ぶ、卓越した剣士。当初は上の命令(クラッサ・ライ)によりフォレストを護衛する形で乗船していたが、ファンとの一騎討ちに敗れた後、自らの意志でフォレストの部下になっている。 最期はトゥバン・サノオとの直接対決に敗れ、クラッサ・ライより貰った古の剣をトゥバンに託し、散った。劇中では人間としてただ一人、トゥバンに直接剣による傷を与え、彼を本気にさせた人物である。 カンタァク フォレストの部下の海兵隊副隊長。ディアブラスを強く信頼している。ヴェダイと互角の戦いを繰り広げる。八番艦に同船中に操帆を習い、小船程度なら操れるようになる。また上官の命令を忠実にこなし、ディアブラスから「艦隊旗艦の副長もこなせる」と言わしめる程まで成長した。 大陸平定後は、トゥバン・サノオに付き従うようにして諸国を巡った。後に、ディアブラスとトゥバンの約定によりディアブラスの剣を授かり、名人と呼ばれるまでになった。 ガッツオ・ルード・オルドディア ロナルディア皇帝の従弟で、名門の出。その事による嫉妬と温厚かつ気弱な性格から周囲には軽んじられていたが、その才覚は確かなもので後にロナルディア陸軍総参謀長となり、魔導兵と陸兵の諸兵科連合によってウォルハンを一度は撃退する(ただし、ウォルハン側の巧妙な誘い出し)も、その後の第二戦にてアル・レオニスによる策とカザルとの一騎討ちに敗れ、降伏した。 カザル・シェイ・ロンによる平定の後、カザルの命によりロナルディアの公王となり、その存命中には国内で一度も乱を起こさせないなど、その手腕を発揮させた。 レアニ・ルヴァダ・ロナル ロナルディア帝国の女帝。帝都ラオン・ヴラ陥落後、アナハラム、クラッサ・ライらと共に姿を消す。ホルアフト海峡において、ロナルディア帝国海軍の連合艦隊と海の一族の戦いでカノン艦が壊滅したときには、敗北の事実を隠すために、解放された自軍の兵士を、町もろとも灰燼に帰させるなど、激しい性格の持ち主。ロナルディアが正義であるとの揺るぎない信念を最後まで持ち続けた。 ファンとヴェダイが離宮の奥の間に辿り着いた際、復讐の意味もあってアナハラムにレーザービームのようなもので撃たれ、死亡した。
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ロナルディア
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大陸西方の大国。魔道の兵器を蘇らせ、領土を拡張している。さらに強力な魔導の示威によって“同盟という名の支配”を広げ、世界に強大な影響力を持っている。保有する艦船は海の一族に多い細身ではなく、キャラック船、ガレオン船などのようにやや膨らんだ船型をしている。
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