ミナミクイナとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ミナミクイナの意味・解説 

ミナミクイナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/02/12 14:31 UTC 版)

ミナミクイナ
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: ツル目 Gruiformes
: クイナ科 Rallidae
: クイナ属
Rallus
: ミナミクイナ
R. striatus
学名
Rallus striatus
(Linnaeus, 1766)
シノニム
Gallirallus striatus
和名
ミナミクイナ
英名
Slaty-breasted Rail

ミナミクイナ(南水鶏、学名:Rallus striatus) は、ツル目クイナ科に分類される鳥類の一種である。別名ハシナガクイナとも呼ばれる。本種をニュージーランドクイナ属Gallirallus)に分類する説もある。その場合学名は、Gallirallus striatusとなる。

目次

分布

南アジア(インドスリランカバングラデシュ)から、東南アジア(フィリピンマレーシアインドネシアタイミャンマー)、中国南部、台湾に分布する。インドで繁殖した個体は、冬季南方へ渡り越冬する。

形態

体長25-30cm。雄は額から頭頂部、後頸が赤茶色で、背中から脇、雨覆は黒地に白色の縞状になっている。頬から喉は白色、頸から胸にかけては青みがかった灰色で、腹から下尾筒にかけては白色と暗い褐色の縞模様になっている。虹彩は赤色、嘴は灰色で基部はピンク色、脚は緑色がかった灰褐色である。雌は雄に比べて体の上面の色がにぶく、腹部が白っぽくなる。

生態

マングローブ林、低地の湿地や沼地に生息するほか、人里近くの水田などにも生息している。

植物の葉や種子、昆虫類、陸生の貝類などの軟体動物、小型の甲殻類昆虫類などを食べる。

湿地の茂みの中に営巣し、1腹5-9個の卵を産む。抱卵日数は19-22日で、雌雄共同で抱卵、育雛する。

亜種

以下の7亜種に分類される。

  • Rallus striatus striatus

基亜種。フィリピン、スラウェシ島ボルネオ島北部に分布する。

  • Rallus striatus albiventer

インドからミャンマー、タイにかけて分布する。

  • Rallus striatus obscurior

アンダマン諸島ニコバル諸島に分布する。

  • Rallus striatus gularis

マレーシア、インドネシアに分布する。

  • Rallus striatus jouyi

中国南部の沿岸部に分布する。

  • Rallus striatus taiwanus

台湾に分布する。

  • Rallus striatus paratermus

フィリピンのサマール島に分布する。

参考文献

  • 黒田長久、森岡弘之監修 『世界の動物 分類と飼育10-II (ツル目)』、東京動物園協会、1989年、55-56、161頁。
この項目「ミナミクイナ」は、鳥類に関連した書きかけ項目です。加筆・訂正などをして下さる協力者を求めていますポータル鳥類 - PJ鳥類



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ミナミクイナ」の関連用語

ミナミクイナのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ミナミクイナのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのミナミクイナ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS