ミゼレーレとは? わかりやすく解説

ミゼレーレ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/11 13:55 UTC 版)

ミゼレーレMiserere)は、混声合唱のための合唱曲詩篇第51篇に基づいている。

その他

ミゼレーレ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/30 07:51 UTC 版)

グレゴリオ・アレグリ」の記事における「ミゼレーレ」の解説

アレグリ作品群を抜いて有名なのが《ミゼレーレ》である。合唱一方は4声、もう一方は5声からなる二重合唱のために作曲されており、かなりの名声博してきた。合唱団片方聖歌〈ミゼレーレ〉の原曲を歌うと、空間的に離れたもう一方が、それに合わせて装飾音型で聖句の「解釈」を歌う。《ミゼレーレ》は今でもシスティーナ礼拝堂の聖務週間定期的に歌われている。17世紀に「古様式 stile antico 」もしくは第1作prima prattica 」として知られたようなルネサンス音楽ポリフォニー様式典型的な作品だが、ローマ楽派ヴェネツィア楽派両方からの影響示している。ポリフォニー様式ではあるが、全声部模倣を行う通模倣様式ではなく和声的様式(ファミリアーレ様式)による。これは歌詞強調するために採用されたと考えられる。この《ミゼレーレ》は1981年映画炎のランナー」のサウンドトラック利用されたことで、国際的な知名度獲得する至った。 《ミゼレーレ》はルネサンス音楽末期代表例としてしばしば録音されるにもかかわらず年代的に見ると実際にバロック時代作曲されている。この点においてこの楽曲は、様式的に保守的なローマ楽派代表的作品ということになる。この作品は、作曲当時と、現代の録音時代とのはざまで、秘曲ゆえに、また、接しにくさのゆえに有名であったローマ教皇庁はこの曲の謎めいた霊気保とう望んで複写禁じたシスティーナ礼拝堂から持ち出されたのは1770年当時14歳モーツァルト父親に連れられてローマ訪れた際これを2度聴いて記憶元に記譜したのが最初と言われており、この複製楽譜1771年音楽学者チャールズ・バーニー入手しイングランド出版されたという。

※この「ミゼレーレ」の解説は、「グレゴリオ・アレグリ」の解説の一部です。
「ミゼレーレ」を含む「グレゴリオ・アレグリ」の記事については、「グレゴリオ・アレグリ」の概要を参照ください。

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