ヘッドドレス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/06 15:10 UTC 版)
ヘッドドレス(英: head dress)は、広義には頭部につける衣装・装身具全般。その中でも、特に次のようなものをさすことがある。
- 地位、階級、職業などを表す、派手なもの。
- 装飾性のあるかぶりもの全般。ミニシルクハットやボンネット、大きな蝶結び状のリボンをカチューシャのように頭上で止めるものも指す。
- ウェディングドレスに合わせる頭部の装飾具で、生花などを用いるものもある。
- 日本では特にロリータ・ファッションに用いられるレースやリボンで形作られた帯状、あるいは楕円状の飾りを頭上に載せ、両端から伸びるリボンを首の下もしくは、首筋で結んで固定させる物を指すことが多い。またメイド服などに使われるフリルなどの付いたヘアバンドを指すこともある。これらは略してヘドレとも呼ばれる。
いろいろなヘッドドレスの例
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スー族の羽飾り(ウォーボンネット)
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フレンチフード
(メアリー1世) (1540年代) -
米国の家政婦 (1930年頃)
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ロリータ・ファッション(台湾・2006年)
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平安時代の女性貴族の髪形大垂髪
関連項目
ヘッドドレス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/29 23:08 UTC 版)
他のグレートプレーンズのインディアンと同じく、ブラックフットは多種多様なヘッドドレス(頭飾り)を発展させてきた。ヘッドドレスには彼らが重要と考えた生き物の要素が取り入れられ、それぞれが異なる目的を持ち、異なる連合を象徴していた。典型的な頭飾りはワシの羽で作られていた。なぜかというとワシは力強い鳥だと考えられていたからである。有力な戦士や酋長がそれを身に着けていた。ワシの羽飾りにみられるような、真っ直ぐ上に向いたヘッドドレスはブラックフット独自のものである。羽は縁の部分から真っ直ぐ上の方へ向けられていた。多くの場合はヘッドドレスの前面に赤い羽が飾られ、これまた上方に向けられていた。 スプリットホーン(分かれた角)もグレートプレーンズ北部のインディアン、とりわけブラックフットでは非常に人気があった。多くの戦士社会では、スプリットホーンのヘッドドレスを身に着けた。スプリットホーンは1頭のバッファローの角を2つに割き、小さいサイズの角に作り直し、最後に磨いて作られた。角はフェルト製の帽子の縁に取り付けられた。イタチの毛皮が頭飾りの最上部に付けられ、両側からぶら下げられた。側面の毛皮は、大抵はヘッドドレスの仕上げに取り付けられた。これに似たヘッドドレスに、アンテロープ・ホーンと呼ばれるものがあるが、こちらはプロングホーンの角から作られる。 ブラックフットの男、とりわけ戦士はヤマアラシの毛で作られた羽飾りをときどき身に着けた。ヤマアラシの毛はほとんどの場合赤く染められた。ワシなどの鳥の羽もしばしば羽飾りに用いられた。 バッファローの頭皮(角が付いたままのものもしばしばあった)も着用していた。動物の柔らかい毛皮(ほとんどはカワウソ)で作られた「ターバン」も一般的であった。これらは冬に頭部を寒さから守るために身に着けられた。 特別な儀式の際には、ブラックフットは伝統的な衣装を着ることを続けている。選出された酋長や、様々な伝統社会のメンバー、パウワウのダンサー、宗教的な指導者などが主に着る。
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