ブラックキャブ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 03:24 UTC 版)
「ハックニーキャリッジ」の記事における「ブラックキャブ」の解説
エンジンがついたハックニーキャブは、昔から黒色に塗られており、一般にブラックキャブ(black cabs)と呼ばれる。黒でない色のものもあり、広告などで使われる場合にはブランドを示すペイントが施され目立たせられることもある。ゴールデンジュビリーと呼ばれた2002年のエリザベス2世在位50周年記念では50台が金色に塗られて式典を祝福した。 イギリスではハックニーキャリッジには伝統的な4ドアサルーン(セダン)モデルが使われている。例外もありロンドンなどいくつかの大都市ではその運行会社向けに特別仕様のものもある。その一例はロンドンタクシーインターナショナル(LTI)のもの。後席に5人乗りできるものが通常仕様だが、改造され認可を受けた6人乗車のものもある。荷物入れは乗客のコンパートメントからアクセスできるものか、または、フロントの運転席の隣からとなる。車両にはフロントには乗客を載せるシートはない。乗降する側のドアはオリジナルから交換される。2001年からは車両すべてが車椅子を後方に載せられるように義務付けられている。ブラックキャブは回転直径25フィート。 最近では「ピープルキャリア」と呼ばれるタイプの車両(日本のミニバンに相当)を使おうという提案もなされている。 ロンドンでは、ハックニーキャリッジの運転手はザ・ナレッジ(The Knowledge)と呼ばれる試験に合格しなければなれない。これは、ロンドンの道に精通していることを意味する。 ハックニーキャブとしてさまざまなメーカーがさまざまなモデルを作っている。 Beardmore Marks I to VII ナッフィールド・オックスフォード タクシー Austin FX3 Austin/Carbodies/LTI FX4 and Fairway MCW/リライアント/グーパー メトロキャブ LTI TX1 and TXII
※この「ブラックキャブ」の解説は、「ハックニーキャリッジ」の解説の一部です。
「ブラックキャブ」を含む「ハックニーキャリッジ」の記事については、「ハックニーキャリッジ」の概要を参照ください。
- ブラック‐キャブのページへのリンク