フロントサスペンション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/25 09:33 UTC 版)
「マクラーレン・MP4-20」の記事における「フロントサスペンション」の解説
2005年の新レギュレーションにより、フロントウイングの最低地上高の上昇やリヤウイングの前進などの規定が変更された。特にフロントウィングの上昇による下方気流への影響は大きく、フロントサスペンションのロアアームを支えるキールがこの気流を乱すとして問題視された。 この点への対策として、フロントサスペンションの配置がMP4-17以降用いられていたツインキール式から、キールを除去し、モノコック下端にロアアームを直接装着した「ゼロキール」方式(キールレス方式とも)に変更された。これにより、マシン下部の気流を改善することに成功している。サスペンションアームが車輪に向かって下がっていく配置となっていることが目立つ。ゼロキール方式は翌年以降多くのチームが採用し、現在のF1においてはトレンドとなっているが、この方式を初めて採用したのがこのMP4-20である。
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